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山口百恵『プレイバック part 2』

山口百恵『プレイバック part 2』
発売日 1978.05.01
作詞 阿木曜子
作曲 宇崎竜童
編曲 萩田光雄

そう日本の菩薩(何故?)の彼女を取り上げてませんでしたね。キャラとか淳子の方が好きだったので、アナログでは「美・サイレント」しかもってませんでした。大御所、山口百恵からご紹介するのはレコ大獲れなかった「プレイバックpart2」です(オリコン最高位2位、売上50.8万枚)。「謝肉祭」も好きですが。

作詞は阿木曜子。大人の女性へとSTEPアップさせた立役者です。ヒロインは真っ赤なポルシェでドライブ中。この設定だけでも凄いです。そして隣の車の運転手やラジオの唄の台詞で昨夜の出来事を思い出す…。もう完璧なプロット。まさにプロ仕事です。ちゃんと最後には“あなたのもとへプレイバック”とオチまで付いてます。こんなアイディアはどこから湧いてくるんでしょうか。まさにヒロインを演じられる歌詞になっています。

作曲は宇崎竜童の名コンビ。歌詞同様バラエティーに富んだメロディー。京平先生とはまた違った散漫ぶり。とても言葉数の多い16ビート。これはメロ先ですかね?。つかみもバッチリのスピード感あるAメロ。良く口が回るなァと唸らされるBメロ。そして♪馬鹿にしないでよ~!からサビらしからぬサビが始まります。サビ落ちのメロディーも畳み込みかけ、凄いと言う他無いです。曲中でブレイクがあったり実験的歌謡の名作!。

アレンジは名トリオの萩田光雄。ミスターSONYのプロ仕事です。お得意とする歌謡ロックをベースに変幻自在。エレキギターがね良い味出してます。勿論ストリングスワークも完璧で、イントロでサビでオブリガードで曲を盛り立てます。サビまではスネアを使わずタムをリズム隊も京平チックで素敵。要所で出てくる“ブボブボ”音で刻むのはシンセでしょうか?。昭和53年では結構斬新だったと思います。

ボーカルも正々堂々と何を疑う余地も無く歌い切っています。まさに“女優魂”?。ドスの入れ方、力の抜き方、判っていらっしゃる風。プロデューサーの指示かもしれませんが、その力量が備わってたわけで。ただ声質がまろやかな割に基本的には翳りの有る湿った感じがします。だから「しなやかに歌って」なんてメジャーな曲でも弾け切れない気がします。昭和の歌謡界のヒロインは何故京平先生とは組まなかったのでしょう?。ちょっと気になります。(from『33 SINGLES MOMOE』)

 heaven and earth
 


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