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相楽ハル子『木曜日にはKISSを』

相楽ハル子『木曜日にはKISSを』
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発売日 1987.05.21
作詞 湯川れい子
作曲 井上大輔
編曲 新川博

今回ご紹介するのは3度目の正直、相楽ハル子の4thシングル「木曜日にはKISSを」です(オリコン最高位44位、売上1.1万枚)。次はこれにしようと思っておきながら、他の曲に浮気してたんで。

作詞は湯川れい子。彼女のイメージを生かしたクールでタカビーなヒロイン。“そう簡単に落ちないわよ、だからといっておじけてないで!”ってな女性主導の歌詞です。最初「レオパルド(ひょう)」という単語の意味がよくわかりませんでした。ドメスティックとか湯川れい子っぽい言葉選びを交えながら、現実味に乏しいながらも恋の駆け引きを面白く描いています。

作曲は井上大輔。マイナーなシャッフルなメロディー。A-A”-B-C-C”と分かり易い構成。Aメロは上から下への循環系。Bメロでは一瞬メジャーな雰囲気で畳み込みかけちょっとトリッキー。ただサビへの流れはちょっと不自然かも。サビが一番歌謡曲的で最後のオチだけ長調。まぁありふれた感もありますが、全体的にノリの良い、キャッチーなメロディーです。

編曲はソニーの困ったちゃん新川博。モータウンなアレンジを施しています。基本的には音数の少ないタイトなサウンド。ビート感・コーラスといった華やかさは申し分ないんだけど、パワーブラス系の音だけ何とかして欲しいです。僕には凄くチープに聞こえてなりません。勿体ないです。

ボーカルはビブラートの掛からないアイドル風。声質は気持ち乾き目で、気持ち太目か?。何箇所か声が割れてひっくり返って(mixのせい?)聞こえますが、真っ直ぐな歌いっぷりは潔い感じで好きです。歌詞も聴き取りやすいし、雰囲気も出ているボーカルです。

TVドラマ「スケバン刑事」でブレイクし、役とシンクロした所で歌手をスタートした人なので、素材としては魅力あるもののシンガーとしては実績が残せませんでした。無名時代のグラビアなど何かと話題を提供した事もありますが、今ではすっかりママドルです。(from『SUPER IDOL HITS!』オムニバス)

 heaven and earth

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