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五十嵐夕紀『ワル!(泣くのはおよし)』

五十嵐夕紀『ワル!(泣くのはおよし)』
発売日 1978.10.20
作詞 松本隆
作曲 都倉俊一
編曲 都倉俊一

世田谷区は経堂の中古屋で見つけたCDは社「アイドルの歴史 CDベスト」と言います。小川・黛・奥村…いつものオムニバスかと戻しかけた手を止めさせたのは、LASTに五十嵐夕紀「ワル!(泣くのはおよし)」が収録されていたからです。CD化されていたなんて涙ものです。

作詞は松本隆。太田裕美などでお馴染みの”ボク物”です。つまり女性歌手に「ボク」の気持ちを歌わせるやつです(ちなみに”オレ物”にはスターボー「ハートブレイク太陽族」があります)。ワルな僕が純情娘に「泣くのはおよし」と言いながら本気になりそうだよ、ってストーリーです。
カラオケ文化の普遍的な歌詞が多い平成の世の中では、ましてアイドルにはまず見られない内容です。

作・編曲は当時勢いが止められない都倉俊一。ミディアムのマイナーで、「カルメン”77」と「UFO」を+して2で÷った曲調です。何とも説明しがたいビートが超カッコ良いです。スパニッシュ系シャッフル?所謂絶滅した都倉ビートの一種です。ストリングスもブラスもリズム隊も流石オーケストラー都倉の持ち味を十二分に発揮しています。リフレインでは半音#の移調もありゾクゾクします(←個人的に好きなんです「太陽のバカンス」とか)

ボーカルはそこそこ巧く歌っています。そりゃ下手でNHKレッツヤン・サンデーズにはなれませんものね。声質はアイドルボイスというか甘ったるくてのっぺり平べったい声です。それで無理してがなったり突き放したり男っぽく歌い上げていますが、結局歌詞の最後に出てくる「ワルにはなりきれないよ」ってとこですか。

デビュー曲は「6年たったら」。作詞はユーミン(ナベプロはユーミン好き)、作曲:筒美京平という珍しい組み合わせでした。♪6年たったら~6年たったら~のフレーズが印象的でしたが、意外なことに彼女にはオリコンでTOP100にチャートインした曲はありませんでした。
ですのでレッツヤンソングにもなった「ワル!(泣くのはおよし)」ですが、リリースがS53年(1978)冬だけしかわかりませんでした。

少し前、懐かしの人探し番組に出演していました。相模大野のブティックを経営する彼女のミルキーボイス?(orキャンディーボイス?)は健在でした。(『アイドルの歴史 CDベスト』オムニバス)

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