久しぶりの受動喫煙に閉口

久しぶりの受動喫煙に閉口

我が田舎町の駅ビルに出掛けた。
イトーヨーカドーが撤退し、駅付近で最後に残った商店街のともしびである。
JR東日本やイオンが経営していた時期もあったが、今はJRの子会社で駅ビルを運営する会社に譲渡されているようだ。
地元でありながら滅多に足を向けないエリアだが、本日は妻の送り迎えのため出掛けることになり、駅東口の市営駐車場に車を走らせた。

圧迫感を感じさせる低い天井がらせん状に階上へと連なる駐車場を何周かして、駅の連絡橋に繋がる階で車を駐めた。平日の日中とはいえ、構内はガラガラであった。

久しぶりに駅の改札をかすめ、時間をつぶすため駅ビルの本屋に向かった。
イオンと同じ本屋だった。すぐさま品揃えは期待できないと自分に言い聞かせたものの、時間をつぶすことすらできず、すぐにドトールで読みかけのスティーヴン・キング「骨の袋」を読むことにした。

都内のドトールは喫煙を売りにしているが、ここは店内奥に喫煙室があって分煙されている。昨今、喫煙者と共存させるなら最低限の配慮だろう。

以前利用したときは気にならなかったが、今回はタバコ臭が店内に漂っていた。気になりだすと片目がかゆくなり、目を眇める始末。
飲み物を注文した後だったので、仕方なくタバコ臭い空気を吸いながら、集中できない読書を暫し続けた。

他の人たちは平気なのだろうか。
参考書を広げた女子高校生、パソコンのキーボードを叩くお馴染みのサラリーマン、おしゃべりに興じる専業主婦連、目を半開きにしてノイズキャンセル・イヤホン側の音に浸る青年、そのほか店内に座る老若男女たち。
見渡すと皆平然としているが、一種の諦念の境地なのか。

喫煙室との境界にエアカーテンで仕切る分煙対策などは望むべくもなく、本来は喫煙者向けのコーヒー店なので喫煙室があるだけで御の字なわけであって、企業にとっては競合店のない商圏で経費をかけてまで差別化する謂われはないのだ。
これは、嫌なら来るなという図式が成り立つ好例だ。

以前はあちこちで受動喫煙を強制されたが、ここ数年は禁煙への社会的気運が高まりタバコ臭さに閉口することはほとんどなくなっている。
今日は、不運にもJR構内ではあり得ない現象に見舞われてしまった。

帰り道、妻に服がタバコ臭いと言われた。

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