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我妻佳代『ひとさし指のワイパー』

我妻佳代『ひとさし指のワイパー』
発売日 1988.03.21
作詞 谷穂ちろる
作曲 和泉一弥
編曲 中村哲

以前にも書きましたが、僕はおニャン子(or出身者)にはハマらなかったんですけど、去年知って好きになった曲があるのでご紹介します。我妻佳代の2nd.「ひとさし指のワイパー」です(オリコン最高位19位、売上2.4万枚)

作詞は谷穂ちろる。デビュー曲「プライベートはデンジャラス」からシングル3曲提供しています。歌詞は来生えつこ的な、特にサビは少々難解な言い回しで、雨の別れの場面を描いています。あ~もう駄目なんだなという切なさと、涙が止まらないんだなぁというのはひしひしと伝わって来ます。

秀逸なのはタイトル。歌詞に「ひとさし指のワイパー」とは一言も出てきませんが言い得て妙。情景・心情ともタイトルにすべて集約されていると言っても過言ではありません。

作曲は和泉一弥。この頃の河合その子「夢から醒めた天使」の作・編曲を手掛けています。地味な頭サビを思わせるAメロから始まり、言葉数の少ないBメロそして8分音符で畳み掛けるサビへと展開します。
基調はマイナーですが、Bメロやサビの出だしはメジャー。結局落ち着く所はマイナーと、目まぐるしく変化する日本人の琴線に触れやすいメロディーライン。僕はサビの畳み掛けるメロが大好きです。

アレンジはこの頃相楽晴子「ブレードランナー」を手掛けた中村哲。デジタルベースで心地良い重量感のあるビート。生っぽいストリングスが無い分洒落たシンセで上品に味付けをしています。ギターもカッコ良いし、コーラスも程よい部厚さがGood。リフレインで音を増す辺りは武部聡志に通じる物を感じます。

歌は可も無く不可も無く。頼りない美奈代ってところでしょうか。かなり子供っぽさを残したスタッカート唱法。意識的かディレクターの趣味かは?歌手で生き残るにはちょっとキツイか。かなりリバーブが掛かっているけど声質そのものは爽やかさがあって良いと思うのですが…。

本当に仙台の美人姉妹として有名だったかどうかは存じませんが(姉:芹沢直美、僕は妹の方が好き)、もうちょっとおニャン子デビューが早ければ、あるいはホリプロスカウトキャラバンで優勝していれば違う展開があったかもしれませんが、現在はバツイチタレントのようです。(『ひとさし指のワイパー』我妻佳代)

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