渡辺美奈代『瞳に約束』

渡辺美奈代
発売日 1986.07.16
作詞 秋元康
作曲 後藤次利
編曲 後藤次利

次にご紹介するのは、当時は全然そうだとは気づかなかったヤンキー系アイドル渡辺美奈代のデビュー曲「瞳に約束」です(オリコン最高位1位、売上20.2万枚)。4曲目の「PINKのCHAO」までは秋元+後藤コンビによる作品です。

作詞は秋元康。あまり現実感のないルンルン・デート物。初めてのキスをテーマに延々と少女のときめきが綴られています。相変わらずシンメトリーな秋元康の小手先仕事。まぁ、デビュー曲としてこんな美奈代をこれからも宜しく!、という狙いは外れてないし、その意味では成功した歌詞です。

作曲は後藤次利。やっぱりこの曲はサビ!。♪瞳にキスして、からのメロディーが大好き。当たり前なんだけど、この何とも言えない甘酸っぱい感じはなかなか出せません。パン・パ・パンがハマるBメロや、サビの終わりをマイナーにする辺りも憎い演出です。

アレンジも後藤次利。この曲で一番インパクトがあるのはイントロの4小節。♪ジャっ、タ~ララララっ、ジャカジャっ、と実は無くても良いこのフレーズは聴き手の耳を惹きつけます。懐かしめのギターの音色やハーモニカなど使って、ほのぼのとしたサウンドに仕上がってます。また、サビからはビートも効いていてUPな感じが上手く音に体現化されています。

ボーカルはちょっと甘ッたるめ。で、意識的なブリッ子も入っているか。ちょっと口先ボーカル系ですが、アイドルとしては至ってノーマルな部類。多くのおニャン子がそうだったように、デビュー曲を超える作品は残せませんでしたが、今もしぶとく芸能界で生き残る所など、意外としたたかな美奈代ちゃんでした。(from『LOVELY IDOL LAND』オムニバス、他)

 heaven and earth

情報提供・コメント

タイトルとURLをコピーしました