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八木さおり『瞳で片想い』

八木さおり『瞳で片想い』
発売日 1986.10.21
作詞 来生えつこ
作曲 来生たかお
編曲 船山基紀

デビュー曲は1曲だけ。当然初お目見えを華々しく飾ろうと事務所もレコード会社も力が入ります。そして時間をかけた分クオリティーの高い物がリリースされます。故にその壁を越えられず歌手としての人生を終えられる方も多くおられます。そんな中から八木さおり「瞳で片想い」をご紹介しましょう。

カップリング曲もNHKドラマ主題歌のタイアップ付きで、オリコン最高位20位・売上3.3万枚でした。この曲は好きでしたがシングルレコードは持っていませんでした。何年か前の廃盤セールで1st.Albumをみつけた時買ってしまいました。この曲はマイナーで、来生たかおらしい8分音符のシンコペーション&タイを使った後乗り系のゆったりしたメロディーです。
来生えつこの詞も相変わらずの一度聴いただけじゃわからない内容で映像的な感じ。この頃の船山基紀のアレンジもとても好きで、シンセと生音を絡ませたら一番だと思います。またアイドルPOPSでさり気なくリズムを16で刻ませたら右に出る者はいません。この曲はミディアムテンポの8ビートですが、Bメロではシンセを細かく刻んでいます。

八木さおりのボーカルは少々舌が余った感じが気になりますが、声も太くてシンガーとして将来性はあったと思います。ただ、2曲目はこんな面もありますといわんばかりの明るいメロへのイメチェンで、結局彼女はおニャン子の嵐が吹き荒れる中、映画やアニメの主題歌くらいでは手の施しようもなく、グラビア系デビューが物語るナイスなBodyで、ドラマのチョイ役&写真集で生き残るのでした。彼女の人気も「瞳で片想い」のように思い過ごしだったのでしょうか?(『ピュアリティ』八木さおり)

 

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