一日遅れの七夕(形而下の出逢い) 2019.01.13 2012.07.08 コメント小さな瞬きのようなたくさんの星々が天空に呼び集められた。ずっとそこにあったように大河は生まれ、横たわり、息をひそめながら対岸で星祭の準備が整えられる。羽衣は祭壇の祀りに呼び覚まされ、「古詩十九編」に倣って厳かに天空に舞い上がった。舞いは大和朝廷時代まで遡り、数千回の逢瀬を乞巧奠は伝来する。刹那、形而下の出逢いが流れ去り、大河はふたりを琴座と鷲座の両対岸にひきさき、「文選」の中に治めた。(2001/03/20)
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