中森明菜『禁区』

中森明菜『禁区』
発売日 1983.09.07
作詞 売野雅勇
作曲 細野晴臣
編曲 細野晴臣・萩田光雄

僕がドラマにハマるのは主題歌聴きたさに第1回目を見て、そのまま続けて見るパターンがほとんどです。最近ハマってるのは、主演の明菜が歌う主題歌は地味だけど「あの女の心を殺すのよっ!」の台詞が背筋を凍らせる「冷たい月」です。今回はだいぶメジャーな曲ですが6th.シングルの「禁区」をご紹介します(オリコン最高位1位、売上51.5万枚)

作詞は当時明菜の突っ張りソング?を手掛けていた売野雅勇。他に「少女A」「1/2の神話」「十戒」があります。“私からのサヨナラ”をキーワードに男女の駆け引きの中、危うい女性心理が描かれています。同世代のアイドルに比べて大人っぽい雰囲気です。僕の嫌いな売野お得意のルビ攻撃も健在。手口(やりかた)・催眠(わな)・危険な気(あぶなげ)等など…。気持ちは解るんだけどねぇ。

作曲はY・M・Oの細野晴臣。松本隆とのコンビは多く見かけますが売野とのコンビは珍しいと思います。アイドル物には「チャイナローズ」、「銀河鉄道の夜」等があります。8ビートの淡々とした譜割のA&A”メロに、低くボソボソと潜るBメロ、高音へ抜けるCメロと歌謡曲の典型的な作りで、キャッチーなメロ&コード進行です。
そう言えばY・M・O作曲の「過激な淑女」は元々明菜用に書かれた曲で、イメージが合わずNGにしたとディレクターの談話が歌本に載っていました。自作自演が流行の最近ではこういうエピソード付きの楽曲がなくてつまらないですね。

アレンジは細野晴臣と共にお馴染み萩田光雄が名を連ねています。細野作品を萩田が手掛けた物に「風の谷のナウシカ」「銀色のハーモニカ」があります。リズム隊やピコピコテクノ系のベースになる部分を細野が担当し、派手なストリングスやコーラスは萩田担当だと思われます。僕は打ち込み物が好きな上にこんなオーケストレーションを施されたらメロメロです。

ボーカルはデビュー2年目にして早くも貫禄たっぷり。メリハリを付け凄みを利かせながらヒロインを演じています。でもこの頃はまだ物真似でデフォルメされるような母音語尾変化は見られず、最近気になる「サ」行の発音も気にならず、可愛気があります。当時シングルは松田聖子とは対照的に曲調はマイナーで、山口百恵と同じように「静」と「動」のシングルを交互にリリースしていました。

ところで先日川崎駅地下街でロケ中の永作博美(勿論乳母車付き!)を発見。違うシーンみたいでしたが予告編でアゼリアらしき地下街が登場。アゼリアフリークの皆さん必見!?ですぞ。(『BEST』中森明菜、他)

 heaven and earth

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