音楽ジャンル事典は行

 

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▼ハード・コア

メロディアスな要素を徹底的に排除し、徹底的にリズムにこだわったテクノ。アップビートと正規リズム以外で構成してはならないというのが暗黙の了解。シリアス・ビーツとも言う。

▼ハード・ラガ

サイケデリックとアシッドの双方から派生したジャンル。サンプリング・ボイス、ハードウェアを基調としたテクノであり、テンポは速いわりには妙に静かに感じるのが特徴。

▼ハード・ロック

1970年前後、イギリスのディープ・パープルなどが創出したサウンド。ヘヴィーなリフやギターの長いソロが特徴。破壊的な要素は少ない。ヘヴィ・メタルとの違いが論争になりがちだが、曖昧な部分がありはっきり区別はできない。
代表例-ディープ・パープル

▼ハイパー・テクノ

テクノをより大衆的にしたもの。とにかく激しいのが特徴。

▼ハイ・ファイ

ロー・ファイの正反対の音楽全般を指す。最近の音楽のほとんどがハイ・ファイであると言っても、過言ではない。

▼ハウス

1977年シカゴのクラブ「ウェアハウス」のDJフランキー・ナックルズがヒップ・ホップの影響を受け、ディスコ・ソウル、ヨーロッパのエレクトロ・ダンス・ミュージック、リズム・マシーンを組み合わせたもの。またナックルズが元々在籍していたNYの「パラダイス・ガラージ」で流行っていた黒人音楽色が強いスタイルを「ガラージ・ハウス」と呼ぶ。
代表例-フランキー・ナックルズ

▼ハッピー・ハード・コア

ロッテルダム・テクノの強烈な過激サウンドを若干抑え、ポップなメロディをのせ、大衆化させたもの。

▼ハッピー・ハウス

ITALOやGARAGEの影響を強く受けたハウス。女性ヴォーカル主体でポップス色が強いのが特徴。

▼バップ

ジャズの演奏上の一形式。1940年半ばに発生た自由でアドリヴに富むジャズ。50年代モダン・ジャズの主流になる。モダン・ジャズの音楽的理念を指す場合もある。
代表例-ガレスピー

▼パブ・ロック

イギリスの酒場で演奏されるようなロック。パンク布石とも言える音楽。

▼バラード

中世フランスのシャンソンの重要な形式。スローテンポの流れるような曲。今日では感傷的なラブソングの類をこう呼ぶ。

▼バレアリック・レイヴ

ハウスから派生したレイヴの一種。複合ヒット音とヴォーカルを絡ませ重いビートに乗せた音楽。代表としてはジュリアナやマハラジャが有名。ヘヴィー・ビートとも言う。

▼バロック

17世紀初めから18世紀半ばまでの音楽。声楽と器楽が対等の地位を占めるようになったのが特徴。バロックといえばバッハが代表的。
代表例-バッハ

▼ハワイアン

一般にはハワイ土着の伝説を歌ったものやフラダンスの伴奏音楽、合唱音楽と欧米の白人音楽とが混じり合い生まれたものをいう。ボトルネック奏法のハワイアン・ギターとウクレレが特徴的。
代表例-「アロハ・オエ」

▼パンク

社会的な理由で称されていた音楽全般を指す。日本では、精神論的な色は消え、ポップ志向の強いバンドが目立ち、ファッション的なニュアンスが強い。サウンドとしてはR&Rや8ビートが基本。

▼パンク・ロック

1970年代後半ニューヨークとロンドンに起こった過激なロック。社会に対する反抗精神を暴力的に表現すると同時に、商業ロックを激しく非難することで発展した。詳しくはこちら

▼バングラ・ビート

インドからパキスタンにまたがるパンジャブ地方で最も一般的なバングラと呼ばれるダンス音楽をにシンセサイザーなどのエレクトロニック楽器で再構築したもの。

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▼ビート・ロック

根源は、マージ・ビート(リバプール・サウンド)が生まれた60年代初期に、同義語で表現されたもの。日本で一般的に言われるビート・ロックは、80年代中期に大ブレイクしたBOOWYが完成させたといっても過言ではない。8ビートの走るようなリズムと硬いスネア、鋭いカッティングと手数の多いギターが特徴。
代表例-BOOWY、初期のGLAY

▼ビー・バップ

1940年代, 戦中ニューヨークの若い黒人によって起こったジャズ・スタイル。即興技法が発展し、リズムもメロディー楽器的に扱われ、モダン・ジャズの先駆けとなった。

▼ビギン

西インド諸島マルティニーク島のアフリカ系黒人の踊りとリズム。2/4拍子。
代表例-コール・ポータ「Begin the Beguine」

▼ビッグ・ビート

ハードなブレイク・ビーツを用いたUK発祥のダンス・ミュージック。ロック色が強いのが特徴。

▼ヒップホップ

1980年代初期, NYのブロンクス地区に住む黒人少年たちが始めた新しい音楽。レコード盤を手で回してガリガリと音を出すスクラッチや、早口言葉のラップなどを入れたもの。
代表例-ウィル・スミス、MCハマー

▼氷室ロック

「ヒムロック」と呼ぶ。歌手、氷室京介氏が歌う(作る)音楽の総称。氷室氏が歌う曲は全てこのジャンルだと思われる。
代表例-氷室京介

▼ヒルビリー

アメリカ中南部の山間地に住む田舎者の意味。1920年代アメリカ白人のカントリー音楽がラジオやレコードで広がった頃使われた名称。1940年代カントリー&ウェスタンという名称に変化。ちなみにロカビリーはロックンロールとヒルビリーを合わせた言葉である。

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▼ファクトリー・ミュージック

文字通り工場なんかの釘を打ち付ける音や、金物を打つ音。そういった音を散りばめて構成されたテクノ。かなり強烈なサウンド。

▼ファルセット

裏声の事。通常、裏声を出すと、実音の1オクターブ上の音階になる。オペラ音楽には、ファルセットが多用されていると思われがちだが、大抵の場合、スケール自体が高い為でファルセットではない。例えばヨーデルの様に旋律が、上下激しく交錯する場合などに使う歌唱法の1つです。アルプスの少女ハイジの主題歌にも使われている(多分)と思う。
代表例-ヨーデル

▼ファンキー

ジャズの一ジャンル。野性的・原始的な感じのあるのが特徴。

▼ファンク

1940~50年代に生まれたアメリカ黒人大衆音楽。ジャズの一ジャンル。黒人のモダン・ジャズに特有のブルース的特色をもつ。

▼フィラデルフィア・サウンド

1970年代フィラデルフィアで流行したソウル、ディスコミュージック。重厚なリズムと華麗な弦楽アレンジが特徴。

▼フィールド・フォーク

岐阜県恵那郡坂下町で活躍するグループ「我夢土下座(かむとげざ)」がフィールド・フォークの元祖。その土地、地域に根ざした民謡や伝承歌、聴きなれ親しんだ音楽をその土地と共に語り継いで行きフォークの原点の追究しようという主旨のもの。フィールドフォークの教祖的存在である笠木透は中津川フォーク・ジャンボリーの企画・制作者でもある。

▼フォーク・ロック

1960年代半ば、アメリカフォーク歌手がロックのリズムで歌ったことに発するスタイル。時事的菜な題を素早く歌詞に取り上げるフォークの精神に、ロックのリズムやノイズを混ぜ合わせたもの。
代表例-ボブ・ディラン、ピート・シーガー

▼フォルクローレ

アンデス地方のインディオたちの民族音楽。縦笛のケーナやチャランゴなどを用いた素朴な哀愁味が特徴。「コンドルは飛んでいく」が代表曲。
代表例-「コンドルは飛んでいく」

▼ブーガルー

60年代後半ニューヨークのラテン系ミュージシャンが、ラテンリズム、R&B、ジャズ、ロック、ソウルなどの音楽を融合させた音楽スタイル。

▼ブギ・ウギ

ピアノによるブルースの一種。1小節 8拍で繰り返されるベースの分散和音に乗って右手でアドリヴする。1940年代に大流行し、R&Bやロックに影響を与えた。
代表例-クラレンス・P・スミス

▼フュージョン

融合の意.ジャズ・ロック・ポップスなどが融合した音楽。
代表例-マイルス・デイヴィス

▼フューチャー・ジャズ

ジャズだが、どっちかというとフュージョンの流れ。アシッド・ジャズよりも感覚・手法的にはジャズ寄り。

▼ブラス・ロック

管楽器のアンサンブルをフューチャーしたサウンドを特徴とする。一般的定義は2人以上のホーンセッションがいるバンドによるロック。

▼ブラック・コンテンポラリー

1960年代のソウルが多様化していく中、より現代化したものを70年代後半からこう呼ぶようになった。モータウンやディスコ、フュージョンなどの影響が濃く、ダンサブルで機械的なビートを強調するのが特徴。

▼フラメンコ

スペイン南部のアンダルシア地方で生まれ19世紀半ば頃、様式的に完成する。歌、舞踊、ギターの3つが一体となった音楽。

▼ブリティッシュ・トラッド

イギリス民謡。

▼ブリティッシュ・ビート

1960年代前半から全英で流行したロックの総称。リヴァプール・サウンド、マージー・ビート系サウンド。

▼ブルーグラス

アパラチア山岳地方の農民や木こりの間で生まれたアコースティック楽器だけの素朴なカントリー・ミュージック。
代表例-スタンリー・ブラザーズ

▼ブルース

19世紀半ばアメリカの黒人が作り出した歌曲のスタイル。20世紀に入りジャズの基盤となり、その後のポップスに大きな影響を与えた。元々は奴隷時代の労働歌で薄幸の黒人の感情を表現している。「ブルーズ」が正しい発音。
代表例-W・C・ハンディ

▼ブレイク・ビーツ

サンプラーに1小節~4小節くらいのドラムの音を取り込み再生させるという手法。数小節単位のリズムパターンが連々と繰り返されるもの。現在では細かく他のリズム音を打ち込んだり、2つのリズムパターンをかけ合わせたり、また音程を変えて再生したりと様々な手法がある。

は行「へ」
▼ヘヴィー・メタル

1980年代それまでのロックのサウンドにさらに激しさ、スピード感などを強調した破壊的なスタイルのロックが生まれる。より急速なスラッシュ・メタル、死の世界をイメージするデス・メタルなど様々なサブジャンルを創出。ステッペン・ウルフの名曲「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」の中で、バイクを「へヴィ・メタル・サンダー」と例えたことから普及。
代表例-44マグナム、アースシェイカー

▼ベース・ソニック

ユーロビートから派生したジャンル。ベース、ドラムスが前面に出されたユーロ。ハイテンポでデジタルな重低音にメロディが流れるのが特徴。かなり最近のジャンル。

は行「ほ」
▼ボサ・ノヴァ

1960年代, ブラジルのスロー・テンポのサンバにジャズの要素が加わった新しいダンス・リズム。意味はポルトガル語で「新しい感覚」「新しい傾向」。
代表例-スタン・ゲッツ、ピチカートファイブ

▼ホット・ロッド/サーフィン

南カルフォルニアが発祥。サーフィンと強力なエンジンの改造車ホット・ロッドをテーマにした白人のロックンロールのスタイル。1960年代初期全米に波及。

▼ポップス

ロックから歌謡曲の流行音楽をいい、特に音楽的な特徴はなく、時代によって違う。当然ながら視覚やイメージも重要視される。

▼ボルテージ

アシッドの確立過程で生まれたジャンル。ポップな音を主体として構成されているが、それを乗せるベースが極めて高速で演奏されたり、ロボット音だったりするのが特徴。サイコ・エレクトロとも言う。

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