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小泉今日子『素敵なラブリーボーイ』

小泉今日子『素敵なラブリーボーイ』
発売日 1982.07.05
作詞 千家和也
作曲 穂口雄右
編曲 矢野立美

アメリカンなセンス漂う、”チアガール歌謡”の秀作

またしてもオリジナル作品ではなく、今度は林寛子の同名曲のカバーである。
この元歌も僕は知らないので、比較対象できないのが辛いところなのだが。 情けないけど。

作品自体はなかなかの出来栄え。 曲は頭サビで始まるメジャー調で、穂口メロディの典型。
デビュー曲がマイナー調だったから、今度は同じコンセプトでメジャー調のモノを探した、ってことか。
ただ、♪唇も黒髪も~ の部分が、ちょっとメロディが不自然な気がするけど。 その点に眼を瞑ればイイ曲である。

アレンジは70年代洋楽風なチアガール(?)サウンド。 賑やかではあるが、無駄を省いたシンプルな仕上がり。

ただ、頭サビから歌い出しへの導入箇所が弱い気もするが。
曲とアレンジをトータルして考察すると、アナクロではあるが、アメリカン・ポップスの香り漂う、センスある秀作だと思う。 何となく、ベイ・シティ・ローラーズっぽい要素もあって(これはUKバンドだが)。

歌詞はいかにも70年代アイドル歌謡。 ただ、前作とは違って、結構おしゃまな内容だ。
この作品は歌詞がおしゃまで、楽曲は快活。
となると、『おしゃまで快活』というアイドル時代の林寛子のイメージそのまんま。
いかにこの作品が林寛子向けに作られた楽曲であるのかが、手に取るように判る。
そうなると、元歌も一度聞いてみたくなるなぁ。

この作品で小泉も初のオリコン20位以内をマーク。
作品が彼女にフィットしていたのかどうかは、彼女自身、イメージがまだ曖昧だったため判断が難しいが、純粋に作品の良さで好セールスに結びついたのだろう。(1999.12.6)

 HAGGYの台所
 


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