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原田知世『どうしてますか』

原田知世『どうしてますか』
発売日 1986.03.05
作詞 田口俊
作曲 林哲司
編曲 大村雅朗

先日ドラマ「デッサン」が最終回を迎えました。水曜夜10時の枠は結構チェック入れてるのですが、今回も煮えきらない主人公や棒台詞女優に苛々しながらも見てしまいました。主題歌「シンシア」も勿論買いました。思ったより売れなかったのが残念でしたが、シミジミ聴き込むにはこれから秋の方が似合いかもしれません。そこで“夏でも首にスカーフ巻く女”原田知世の名曲「どうしてますか」をご紹介します(オリコン最高7位、売上10.0万枚)

作詞は「50/50」、「君が好きだから」の田口俊。確かユーミンが名付け親のREICOというユニットの人ですが作詞家として有名です。ポケットに去年の日付の切符を見つけ、終わった恋を回顧してる内容です。目新しさは無いけれども“急行の通過待ち”とか普通の言葉を使った“リメンバー”ぶりが絶品です。

作曲は「卒業」(倉沢淳美)、「サマー・プリンセス」の林哲司。芹澤廣明と並ぶワンパの帝王ですがその魅力を充分に発揮しております。構成はA-A”-B-Cでゆったりした8ビート。Aメロはメジャー、A”・Bメロはメジャーにマイナーが混じり、サビはマイナーで最終着地はメジャーと日本人の琴線をくすぐる作りです。「元気ですか」も同じラインでしょうか。似た曲はいくつもありますが、この曲が持つ切なさは、なかなか出せる物ではありません。

編曲は「恥ずかしすぎて」、「Give Me Up」の大村雅朗。ギターアレンジの神様らしくギターのカッティングやリフが全体を覆い、ベースは弾み、可愛いエレピの長音がバッキングされています。音数は少なくタイトなバンドサウンド風に仕上がっています。そして歌謡曲には欠かせないストリングスも忘れていません。男声系コーラスも曲を盛り上げます。個人的にはサビ前のコードの刻みが大好きです。

ボーカルはデビュー当時から下手(+ウマ)が売りでしたが、前作「早春物語」辺りから音域に無理のない楽曲の作りもあってかなり落ち着いて来ました。地声から裏声に抜ける部分とか滑らかになりました。S61(1986)年は続けて「雨のプラネタリウム」「空に抱かれながら」と計3枚のシングルをリリースした歌手元年で、「どうしてますか」は意欲的に音楽に取り組むきっかけになったのではないのでしょうか?

Mステーションにも「シンシア」で7年ぶりに出演した彼女の今後歌手活動に注目してみましょう。(『シングル・コレクション”82~”88』原田知世)

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