音楽クラウドサービスには、iTunes Matchのように好きな曲だけを購入するアラカルト形式やSpotify(スポッティファイ)のように1,000万曲以上の楽曲を定額料金で聴き放題になるサブスクリプションといったサービス形態がある。
私の場合は、自分で所有している約1万強のmp3ファイルをGoogle play Musicにアップロードしてスマホ、パソコン、タブレットなどの端末で再生している。(2019年時点では、もっぱらYouTube Musicを利用。)
いつでも好きな時に好きな曲を聴ける環境には順分満足しているが、どうせなら映像を見ながらの方が素敵なのではと思うことがある。
幸いなことに、Google play Musicにアップロードしたmp3音楽ファイルと同系列のアーティストやアイドルのPV(プロモーション・ビデオ)が自宅の外付けHDDに4,000ファイルほどある。アーティスト名50音順に分けたフォルダーには、さらにCM、LIVE、PV、TV、映画・ドラマ別に細分化した動画が収まっている。この動画群はPVが占める割合が一番多いが、70年代から80年代中頃まではミュージックビデオが主流ではないので動画ファイルが少ないため、その分を当時の歌番組やコンサート、懐かしのCM映像で補い、映像元を分かりやすくするためにメディア別に細分化しているのだ。
例えば、「あ行」の「あ」フォルダーには、
- &g
- ABBA
- aiko
- Earth Wind & Fire
- I WISH
- あぁ!
- あおい輝彦
- アグネス・チャン
- あすか組
- アリス
- アンルイス
- 愛内里菜
- 絢香
- 安室奈美恵
- 安全地帯
- 安倍なつみ
- 安倍麻美
- 杏里
- 我妻佳代
- 荒木由美子
- 新井薫子
- 浅香唯
- 浅田美代子
- 相川七瀬
- 相本久美子
- 天地真理
- 麻丘めぐみ
- 麻生よう子
- 麻生麻美子&キャプテン
といった面々が並ぶ。
ミュージックビデオの概念はビートルズが作ったと言われているので1960年代頃から存在しているのだろう。
日本では1990年初頭頃までは歌番組が全盛だったので、レコード(CD)売上の販促はもっぱらテレビ番組への出演に集中しPV戦略はあまり発展しなかったようで、当時のミュージックビデオは極端に少ないのだが、1970年代に活動したキャンディーズは多くのPVを残している。前後して活躍した当時のアイドルのPVはほとんど目にしたことがないので、所属事務所の財力がなせる業か先見の明か、または新曲の発売時にプロモートしたものではなく後発の企画物かは不明だが、多数のPV映像を見ることができる。
これらの動画ファイルは容量にしておよそ400GB程度あり、まだクラウド化していない。
費用をかけずにクラウドで映像を楽しむためには、mpg、avi、flv、mp4など様々な規格をストリーミングで配信可能な規格に変換する膨大な作業が待ち受けることになる。さらには自分のサイトに各動画ファイルへアクセス可能なリスト形式のHTMLとストリーミング再生可能なプログラム制作が必要だ。
月間20ドル程度の費用を惜しまないなら、YouTubeのアップロード要領でストリーミング用にわざわざ変換をしなくても済む、Google Driveの利用が最も適していると思う。
クラウドに固執しなければ、ポータブルHDDや大容量で安価なUSBメモリーといった選択肢もある。
ポータブルHDDは持ち歩くにはまだまだ邪魔になるサイズであり、1TBのUSBメモリーは10万円超えなので論外である。
今のところ、歌声だけで満足しているが、動画ファイルもきちんと保管しておきたいものだ。
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