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目覚めるミーム

目覚めるミーム

眠れぬ夜にふと思う。

恐竜の統治時代をひっそりと生き抜いた。
陽があふれる時の活動と、暗闇とともに停止する体内プログラムに修正を加えなければならない。オレンジと水色に光輝く空に背を向ける生活圏に追い込まれた。
活動と停止の入れ替えがうまく機能しない。
このままでは支配者の格好の御馳走となり、自然淘汰のサンプルケースに残骸だけを陳列する絶滅種に名を連ねてしまう。

活動を休止させる睡眠システムを完成させた。
試行錯誤の末に、二つの睡眠を導入したのだ。
完全な筋肉の弛緩を許可する睡眠の中に、脳の活動を許可し、捕食者の奇襲に備えるもう一つの睡眠を循環させた。外敵にとって不快音となる階調の周波数を発生させ、彼らとの距離を一定に保つことにも対応できた。

新たな機能が加わり、累積させた。
これを次世代からの機械に受け継がせ、我々はまたひとつ安定を手にした。

そして、あの見渡す限りの樹海から抜けだし、地に足をつけた。かざした手のひらには石塊が浮かび、ゲノムの断片を握りしめることが予約されていた。
その代償として、すべてのものを色褪せたフィルターで覆う作業に追われている。

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