作詞 島武実
作曲 佐久間正英
編曲 佐久間正英
なつかしの欽ちゃん番組の劇中歌からご紹介したいと思います。欽ドン良いOL悪いOL普通のOLより「大きな恋の物語」です(オリコン最高位8位、売上16.8万枚)歌うのは松居直美・生田悦子・小柳みゆきのよせなべトリオ。
作詞は島武実。放送作家っぽい人なのかイマイチ正体知らないのですが、キャンディーズから高田みづえなど、アイドルや歌謡曲までいろいろと楽曲提供しています。内容は良いOL悪いOL普通のOLと三人のキャラクターをそれぞれ打ち出した歌詞です。1番から3番まであってTV同様、悪いOLがオチとなっています。ひと夏の恋物ですが語感を楽しむ感じであまり意味はありません。
作曲は今をときめく名プロデューサー佐久間正英。A-B-C-D-Eと不可思議な構成。こういった導入部を持った曲って最近無いから新鮮。マイナーの8ビートで快調に進んで行きます。Eメロでほんの一瞬メジャー展開。ただちょっとサビらしいサビがないのが惜しいところです。
アレンジも佐久間本人。このヘッポコヘッポコした感じは同時期リリースされた“ソフトクリーム”の曲と似ているのはレコード会社も同じだし致し方ないか。半音で上から下がってくるイントロも印象的です。
ボーカルも色物ですから3人3様。松居直美は正統派。生田悦子は過剰なセクシーハスキーボイス。結構上手いかも。小柳みゆきはホントは上手いのにわざとボケて外しまくっています。とくにハモるわけでもなく、ユニゾンなのでボーカルグループとしては大したことないです。最近はこういった番組から発生した遊びゴゴロの有る女性ボーカル楽曲って無いですよね。京平物のニックじゃがぁず「ヨロシク原宿」も聴きたいです。(『(欽)スーパーヒット』オムニバス)
heaven and earth

情報提供・コメント
この曲は、当時、松居直美さんがフイリップス、小柳みゆきさん(当時)が、フォーライフに所属していたため、販売地域でレーベルを分けるということが行われた記憶があります。確か、関東エリアがフォーライフ、それ以外がフイリップスだったような。当時、女性誌にこのことが掲載されてのは、何となく記憶にあります。
北海道からですが、フォーライフ盤でした
フィリップス盤があるとは知りませんでした