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中原理恵『枕詞(ピロー・トーク)』

中原理恵『枕詞(ピロー・トーク)』
発売日 1979.03.21
作詞 松本隆
作曲 筒美京平
編曲 矢野誠

今月のIt’s a SONY のトリは、中原理恵の4th.シングル「枕詞ピロー・トーク」をご紹介します(オリコン最高位80位、売上1.6万枚)「東京ららばい」「Show Boat」「懐かしのジョージ・タウン」など多くの筒美京平の好楽曲を歌っていますが、最近のお気に入りということで、テクノ歌謡?のこの曲にしました。

作詞は筒美京平との中原理恵ナンバーを手掛ける松本隆。「抱きしめたい」まで8枚のシングルがリリースされている他、欽ドン人気で久々にスマッシュヒットした「死ぬほど逢いたい」も提供しています。内容は「恋」「夢」などを枕詞になぞらえて、男女の情事~ピロー・トークを繰り広げるアダルティーな世界。全然幸せじゃないんだけど、でも…って言う感じが、暗闇の中に実にリアルに表現されています。
とはいえ、松本隆のドラマ仕立てのプロっぽい歌詞ではありますが。確かお酒のCM曲だったと思います。

作曲は筒美京平。セカンド「ディスコ・レディー」まではアレンジも手掛けています。早くもなく遅くもない8ビートのマイナーチューン。8分音符で低音から淡々と刻むAメロ。僕は♪愛してる愛してる~以降のスリリングなBメロが特に好きです。あっさりと終わってしまう短いサビといい、京平物の中では割とシンプルな構成か。

アレンジは矢野誠。この人ですぐ思い浮かぶのは石川秀美の「哀しみのブリザード」です。サウンドはテクノとまでは言えませんが、何とも言えないテケテケ具合がGoodです。BメロではONコードを使いながら派手なストリングスが絡み付くのが最高!ふと思ったのは元祖「禁区」。

こちらの方が全然生音でアダルトですけど、雰囲気は同じだと思います。イントロのドラムのフィルインやシンセドラムもインパクト有り。ボーカルは大して上手くはないけど何故か聴き込ませます。やっぱり色気ですかね。ほのかにハスキーで微妙にこもって、歌っている歌詞の世界に説得力が有ります。

意外にもオリコンのランクインは6作品と歌手として旬な時期は短命に終わりましたが、その後のマルチな活躍振りは皆さんご存知な所だと思います。
3rd.シングルの「マギーへの手紙」ってそんなに命取りな作品とも思えないのですが、どーしてショボくなってしまったのでしょう、謎。(『GOLDEN J-POP/THE BEST』中原理恵)

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