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渡辺桂子『第II少女期』

渡辺桂子『第II少女期』
発売日 1984.09.01
作詞 売野雅勇
作曲 筒美京平
編曲 大谷和夫

この曲をご紹介出来るとは思いませんでした。中古市場でも何故かレアで人気の渡辺桂子。今回は彼女の3rd.シングル「第II少女期」を取り上げます(オリコン最高位40位、売上2.2万枚)。このシングルまで売野+筒美+大谷のトリオが担当しています。
( 第II少女期の「 第 」は略字の「㐧」 )

作詞は売野雅勇。デビュー曲「H-i-r-o-s-h-i」は明るい可愛らしい感じだったのに、2曲目「赤道直下型の誘惑」から色っぽい路線になり、第3弾でも少女の青い性物になってます。「少女A」以来の定番と言えば定番ですが、売野さん書き過ぎっちゃあ書き過ぎ。ちょっと類似品が多い気がします。でもサビ落ちの♪~第II少女期、につづく件は良いと思います。

作曲は筒美京平。メジャー所で京平物を取り上げた同期はいないので、気合入れて正統派を歩もうとした起用でしょう。ゴッキーぽくもあり芹澤ぽくもあり、8ビートのマイナーの勢いの有るメロ。A-A”っぽいBメロ-Cの構成。BメロはAメロの譜割をモチーフにした変形版で、サビに至るまでは結構あっさり味。王道の風格あるサビは一度聴けば覚えられるキャッチーなものです。
編曲は大谷和夫。適度にデジタルな味付けを施し、且つPOPな仕上がり。でもストリングスがガンガンに効いているので日本のWETな歌謡テイストもバッチリ。ストリングスやギターがユニゾンで奏でるオブリガードなんて聴いていてゾクゾクします。

ボーカルはじっくり聴くとだいぶ不安定。聴きづらい事は無いんだけれど、なんか所々落ち着かない箇所があります。ちょっと乾いた感じで鼻に掛かった甘い声質。そこそこ当時のアイドルのレベル、ってくらいでしょうか。大映ドラマに出演したり、この先ブレイクしていくのかと思いきやセールスは反比例しました。確かにフェロモン顔な気もしますが、逃避行騒動やセクシービデオの事は詳しく知りません。もうちょっとデビュー曲の明るいPOPな路線を続けていたら展開が違っていたかも。(from『グッバイ・ガール』)

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