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大西結花『シャドウ・ハンター』

大西結花『シャドウ・ハンター』
発売日 1987.02.25
作詞 湯川れいこ
作曲 井上大輔
編曲 鷺巣詩郎

前回のNANNO同様現在は女優として生き残るスケバン刑事物、風間三姉妹の残りの一人と言えば大西結花です。彼女のスケバン物第一弾「シャドー・ハンター」をご紹介します(オリコン最高17位、売上5.5万枚)

作詞はスケバン物では欠かせない湯川れい子。他には「チャンスは一度だけ」「哀しみのシャングリラ」などを提供しています。ハッキリ言ってこの曲の場合サウンド先行だと思うので、歌詞はほとんど意味を成さないと思います。“いかにも”な言葉の羅列で疾走感を上手く引き立てています。大体何が「シャドウ・ハンター」?でもアイドルだからこそ出来る最高のお遊びだと思います。

作曲はこれまたスケバン物でよく見かける井上大輔。他に「ミモザの奇蹟」、浅香唯「虹のDreamer」などがあります。曲はA-B-C-Dの構成です。ソウルフル?な“シャぁドウっ”のコーラスで始まるAメロはまるで頭サビのようです(実際エンディングではコーラスのみリフレイン)。Bメロを除いて全体的に盛り上がるほとんどがサビ。カラオケで歌ったらきっとすっきりした気分になるでしょう。

編曲は鷺巣詩郎。大西結花のシングルではこの曲だけですが、スケバン物では浅香唯「STAR」、又同じTVタイアップ物に小沢なつき「きれい?」、石田ひかり「少女・熱風・天然色」などがあります。サウンドは一言で言うと“大袈裟”。特にイントロや間奏のストリングス・ブラス・ティンパニーがこれでもかと緊迫感を煽ります。この不気味で無意味な重量感がエクスタシーを感じさせます。

ボーカルは生で歌っているのを聴くと大した事ありませんが、CDで聴くとなかなかの出来栄えです。“は行”の入りあたりに甘ったるさを残しつつも結構図太い声質で、そのパンチ加減が楽曲とマッチしています。まあ、女優デビューが先のせいか歌手としての気迫は浅香唯の方が上か?

スケバン刑事の出演を機に浅香唯ほどは化けられませんでしたが、中村由真と違い発売日のタイミングに恵まれBEST10歌手の仲間入りを果たしました。
その後はに移籍して当時アイドルで流行していたライトなロック化の道を歩みますが歌手活動は途切れていましました。バクチクのボーカルS氏と浮き名を流したりしましたが、最近では映画などで地味に活躍しているようです。(※注:当時は未だヘアドルではありませんでした)(『Memory』大西結花)

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