畠田理恵『ここだけの話~オフレコ~』

畠田理恵(はただりえ)ディスコグラフィ
発売日 1987.03.03
作詞 麻生圭子
作曲 山本達彦
編曲 中村哲

最近羽生名人の活躍がマスコミを賑わせましたので、アイドル歌手→女優→そして現在彼の妻の座に収まっている彼女のデビュー曲「ここだけの話~オフレコ~」(オリコン最高位13位、売上7.9万枚)をご紹介します。

作詞は3rd.シングル「人見知り」も手掛けた麻生圭子(勿論神田広美とは同名異曲)。の翌年デビュー藤谷美紀の「転校生」も麻生圭子です。内容は好きな男の子に迫る早熟な女の子を描く「少女A」の二番煎じ。別に出来栄えは悪くないですが、2番の“ハートだけじゃ無理ですか これ以上”の件がよく解りません。戸惑いを表現しているのでしょうか?それとサブタイトル~オフレコ~の必然性も今一つ。あとはサビの“こっこだけー・のっはなしー”は如何なもんでしょう?

作曲は山本達彦。シティーポップスアーチストの新鋭として売り出し中だったの歌手で、彼自身何曲かスマッシュHITを出しましたが「ここだけの話」のセールスを超えた作品はありません。この曲以外の他アーチストへの提供作品を知りませんし、どのような経路で発注されたのか謎ですが、その心中やいかに。典型的な歌謡曲が持つ快感はありませんが、洒落たマイナーのメロディーが好きです。特にBメロはヒステリックなサビの序章にはピッタリです。

編曲は中村哲。立花理佐「疑問」、西村知美「きゃきゃきゃのきゃ」等を手掛けています。当時アイドル物では全盛だったバリバリの打ち込みサウンド。「夢飛行」「午前0時のI NEED YOU」に続き「パパ・ドント・プリーチ」に似たストリングスでイントロが始まります。
GATEを効かせたボコボコ系のリズム隊が派手で気持ち良いです。シンセのべースラインといい、バッキングといい、楽器遣いもコーラスもメロディーを上回るお洒落さ加減。重量感あるサウンドなのに上品なのが最高です。

ボーカルはアイドルにありがちなそこそこ上手く聴こえ系。ルックスの割には声が大人びていて、そこが売りだったように思います。乾いた感じでドスの効いた低音が魅力です。大失敗はしないけれど優等生的な歌い方が面白味に欠けるかも。

ただ一箇所リフレインの“つなぐ~”の後追いが“とぅなぐ~”に聞えるのが最高に気持ち悪いです。確かMOMOCO出身の典型的なビッグアップル顔(ex.中山美穂・高橋由美子)。デビュー1年目は好スタート切りましたが、の悪癖で2年目以降地味になってしまいました。

4th.シングル「Kissよりつねって」で安易なメジャーのユーロビートへ路線変更したのが間違いだと思うのですが…。(『リエゾン』畠田理恵)

 heaven and earth

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