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大滝裕子『A BOY』

大滝裕子
発売日 1979.07.21
作詞 三浦徳子
作曲 後藤次利
編曲 後藤次利

GLAYが同じ曲名のシングルをリリースしましたが、元祖はこちらです。
大滝裕子は後に聖子や美里を輩出した「ミス・セブンティーン・コンテスト」の第1回授賞者でEPICソニー+ナベプロの超強力プロジェクトにもかかわらず売れませんでした。山梨県出身でトシちゃんとの噂が出たこともあったようです。その後Hグラビア系を突っ走るのかと思いきや、現在アマゾンズで活躍しております。

「A BOY」は彼女のデビュー曲で、後の「嵐の素顔」コンビの作品です。まだこの頃ゴッキーは作曲家として大ブレークしてなかったと思いますが、アレンジャーとして同時期に「ジャングル・コング」という不朽の名作(?)を残しています。サウンドの方はイントロこそいかにもベーシストっぽいチョッパーから入りますが、S60年代のおニャン子系のベンベケベースとは違う正統派のアレンジです。

メロディーはマイナーで大滝裕子の歌唱力を反映してか、結構音が飛ぶ上下動の大きいメロです。ただ残念なのはA・Bメロが派手なのにいまいちサビの出だしが地味な事です(実に惜しい)。
ボーカルは実力派アイドルと言われた(?)だけあって、デビュー曲一生懸命歌いましたと力みがあるものの、安心して聴いていられます。声質も太くてなかなか売れ線ではないでしょうか。Firstアルバムでは南佳孝などを起用し、一味違ったアプローチを見せています。

S58(1983)年と並ぶ女性新人アイドル不作(大ヒットという意味で)の年に、この好楽曲でオリコンTOP100すらチャートイン出来なかったのは、そのルックスのせいでしょうか。中原理恵ばりのオールバックにキツネ目・細い眉。Cityっぽく洗練されていれば良いのでしょうが、ちょっとハマリきれていません。
岩崎宏美のように愛敬があれば救われたかも知れません。実際2曲目「ミリオン・キッス」からは普通の髪型になりました。この半端な路線変更も事務所におどらされただけみたいで可哀相です。(『ミリオン・キス』大滝裕子)

 heaven and earth

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