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大黒摩季『あなただけ見つめてる』

大黒摩季『あなただけ見つめてる』
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発売日 1993.12.10
作詞 大黒摩季
作曲 大黒摩季
編曲 葉山たけし

6月14日(土)AM10:00大黒摩季の初LIVEのチケットが発売されました。DISCでしか音楽を楽しまない僕が、H3年3月のカイリー・ミノーグ(神戸日帰り!)以来6年ぶりにチケット取ってコンサートに行くことになりました(自分でチケット買って見るコンサートは3回目)。

決してルックスは好みではないし、すべての詞の内容に共感している訳ではないのですが、彼女のサウンドが体質に合っていることもあって僕より1歳年下の女の子が描く世界にとても興味があります。一番好きなシングルはアニメ”スラムダンク”のエンディング「あなただけ見つめてる」です。

作詞・作曲は大黒摩季本人。一度聴いたらグルグルする頭サビ、♪あーなーただーけーみつーめーてる~、の判り易さは他のシングルよりも抜きん出ていると思います。そして頭サビのノリの良さを損なうことなく続くAメロ・中サビともテンションを保っています。時々妙な転調したり地味にもぐるメロを作ることがありますが、この曲はバッチリ合格です。

詞はこの頃が一番面白かったと個人的に思います。結びの一行が♪行けっっ!! 夢見る夢無し女!!、ですからね。「夏が来る」も好きなシングルですが、自分とあなた(或は世の中)との関係において自分について語る時の切り口が、自我がはっきりしていてユニークで好きです。逆にあなたに比重を置いた「愛してます」「あぁ」は僕には退屈です。

あと特徴として2番以降の言葉数が1番より少なくてサビのおいしい所などで間延びする傾向が見受けられます。編曲は葉山たけし。ZARDには興味ないのですが大黒摩季のサウンドは向かう所敵なしの頃のB系の王道のような気がします。でも突然「ら・ら・ら」でほのぼのしてみたり「いちばん近くにいてね」でラテンフレーバー満載したり、抽斗もなさそうで実は多く有りそうで良く判りません。

ボーカルは好き嫌いの別れそうなビブラートがんがん系です。僕も初めは耳に付きましたが慣れてしまえば気持ち良いものです。タ行はロックの基本の「つぁつぃつぅつぇつぉ」。喋りはハスキーなおばさん声ですが歌になるとやや平べった目で可愛げがあって時々語尾にナチュラル#が入ります。
そして大黒摩季の「にゅ(る)」は松田聖子の「とぅ(る)」、工藤静香の「りゅ(る)」と並ぶ日本三大「る」の1つだと思います。

「アンバランス」(歌謡ロックぶりがグー!)以降セールス的に苦戦していますが(J-DISK自体も)、Being=テレ朝MUSICラインでスターダムにのし上った彼女の今後のプロモーションに注目し続けたいと思います。(『永遠の夢に向かって』大黒摩季、他)

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