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水谷絵津子『キラリ・涙』

水谷絵津子『キラリ・涙』
コメント
発売日 1982.05.21
作詞 伊藤アキラ
作曲 三木たかし
編曲 矢野立美

昭和57年組の一人として社の期待を背負い華々しくデビューした水谷絵津子「キラリ・涙」をご紹介します(オリコン最高位90位、売上1.4万枚)。前月デビューの伊藤かずえと共に一押しだったのではないでしょうか?

作詞家を荒木とよひさにすれば、ほ~ら伊藤かずえ「哀愁プロフィール」に早変わり。筒美京平や馬飼野康二を使わない所がミソです。三木たかしといえばすぐ思い浮かぶのはテレサ・テンや「夜桜お七」或いは「津軽海峡冬景色」ですが、S50年半ばまでは百恵や秀樹・清水由貴子・わらべ等バリバリのアイドルに曲を提供していました。も少し昔だとあまり僕のリアルタイムにはシンクロしていませんが…。ワルツの名曲「乙女のワルツ」「あざやかな場面」、冷静に聴くと超恐ろしい「純愛」といった佳作揃いです。

一つ言えるのは歌の上手な歌手が多いという事です。その点スタ誕出身の割には不安定な歌唱力が味わいの水谷絵津子。そこはつぼを押さえた曲作り、♪キラリッ ほろりッ なッみッだーと頭のてっぺんから出す棒声がキャッチーなメロでグルグルさせてくれます。

ルックスと言えば元祖国生さゆりだと僕は勝手に思い込んでいます。ちなみにセカンドシングルは麻丘めぐみ「芽ばえ」のカバー。安易なカバーブームの悪習に乗っかったとしか言えません。(後に新井薫子「私の彼は左きき」と流れて行きます)。体型はふくよかでしたが、儚く消えていきました。(『UNFORGETABLE DEBUT SONGS FROM“スター誕生” Vol.2』)

 heaven and earth

水谷絵津子ディスコグラフィ水谷絵津子ディスコグラフィ



情報提供・コメント

  1. えっちゃんマン より:

    えっちゃんの「キラリ☆涙」のレビューが掲載されているのは大変嬉しいのですが(heaven and earth様、お書き頂きありがとうございます)、発売日の表記が間違っています。1982.05.21です。よろしくお願いします。

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