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三木聖子『まちぶせ』

三木聖子『まちぶせ』
発売日 1976.06.25
作詞 荒井由実
作曲 荒井由実
編曲 松任谷正隆

リアルで歌ってるところは覚えてませんが、ひっちゃんの出世作のオリジナル三木聖子の「まちぶせ」をご紹介します(オリコン最高47位、売上6.9万枚)。TOP40入りすらしてない渋いヒット曲です。C/Wの同じくユーミンの「少しだけ片想い」。こっちは別の女の子の話をする男の子が出てきます。

作詞はご存知ユーミンこと荒井由実。まだ旧姓です。この歌詞については色々語られているので今更なんですけど。根底を流れているのは“あなたをふりむかせる”という女のこの気持ちです。別の人からのラブレター見せる女の子って…、とは思うけどキッチリ組立てられた物語が素晴らしい。ストーカー気質なんて言葉では片付けられない、奥深い情景描写です。
三木聖子本人の体験談をもとに荒井由実が作詞したと言われています。

作曲も荒井由実。当時のユーミンのメロの特徴って何でしょう?。歌謡曲には無い分散和音な感じなのでしょうか。「まちぶせ」に関して言えばオーソドックスな進行の8ビート。ただし、A-A”-B-A”-A-A”-B-Bって構成は結構斬新。Aメロの始まりがV7-Imってのも見かけません。休符が印象的に使われたAメロと、8小節ながら切々と訴えかけるサビの対比も美しいです。

アレンジは松任谷正隆。この頃だと同じNAVの木之内みどりなんかのアイドル仕事してます。元祖パン・パ・パン手拍子とでもいいましょうか。リズム隊とベースが独特のグルーヴを出してます。上品なコーラス、ピチカートを多用したストリングス。清涼感あふれる上質なPOPSな仕上がり。ある意味、当時ナベプロが狙っていたであろう歌謡曲でないサウンドが構築されているのだと思います。

ボーカルは下手じゃないけど普通。割と棒歌で微妙にプルプルした感じ。デビュー曲だけにまっすぐ歌ってるのがひしひしと伝わってきます。ただサビの高音部ではしゃくりあげも入ります。当然ひとみバージョンと節回しやアクセントが違ったりします。フェロモンはひっちゃんの方が有り。ルックスは狸系の可愛い感じ。女優もしてましたね。“あの人は今”系の番組で見た時、なんか気の強い女だというのが僕の印象。結局それで引退するわけですが。それにしても2回もリメイクされた「まちぶせ」(それも同じアレンジャーで)。名曲です。(from『三木聖子*BEST』)

 heaven and earth
 

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