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倉田まり子『イヴニング・スキャンダル』

倉田まり子『イヴニング・スキャンダル』
発売日 1980.01.21
作詞 亜蘭知子
作曲 都倉俊一
編曲 大村雅朗

1900年代も終りに近づき懐古ムードが高まっているのか、懐かしいアイドル達のBEST盤CDが色々リリースされています。そんな中から今回は倉田まり子の4th.「イヴニング・スキャンダル」をご紹介します(オリコン最高位51位、売上2.9万枚)

作詞は亜蘭知子。この頃から見掛けるようになりましたが、チューブを経て今じゃワイドショーのコメンテーターです(謎)。自身もからレコードをリリースしてるし、キング+ビーイング路線の元祖はここら辺でしょうか。他にも「June浪漫」「DAY BY DAY」を手掛けています。

歌詞はデビュー以来の青春爽やか路線から一転、悩ましげな言葉であなたに抱きしめられたい女性の気持ちを綴っています。テーマ自体は使い古された世界ですが、情景的にはちょっと非現実的かも。サテンドレス着てワインを飲んでちゃねぇ…。逆にそれが昔の良さとも言えますが。

作曲は「グラジュエーション」「How!ワンダフル」等デビューから6作品提供した都倉俊一。のっけから♪五月雨・春雨・長雨~の高田みづえ「花しぐれ」の使い回し。半音階で飛ばすのがお気に入りだったのでしょうか。妖しげな歌詞だけにメロもマイナー。コーラスとダブる中サビ前のブリッジ部分♪抱きしめーてーベェーイビ~がおどろおどろしくて最高!半音階メロと共に一度聴いたらもうグルグルです。

アレンジは今は亡き大村雅朗。最近某歌姫のアルバムに遺作が収録され注目されています。思ったよりあっさり目の音遣いでタイトな仕上がりですが、さすがギターアレンジの神様(←僕的にね)だけあってベースラインとかエレキ&アコギのカッティングとかメチャクチャ格好良いです。ブラスとストリングスのバランスもGoodだし、アイドルPOPSのグルーブにあふれています。

ボーカルはサンデーズのメンバーになるほどですから下手じゃないけれど、彼女の声質が下手っぽく聴かせてる気がします。超鼻声で平べったい系。時々乾いて割れる感じもします。好き嫌いがハッキリ別れそう。オリジナルレコードは知らないけどエフェクト処理のリバーブが効き過ぎてマッタリ感が増長してます。石川ひとみが大好きだった僕にしてみれば二人が良く似ていると評されるのが理解できなかったのですが、プロポーションは倉田まり子の方が背も高くグラマーでした。途中作家が目まぐるしく変わり、その都度サウンドも歌い方も変え、スタッフと本人が試行錯誤してたのが良く分かりますが、デビュー時の勢いは取り戻せませんでした。結局アニメ「ナイン」のテーマ曲で復活の兆しを見せましたが、周知のスキャンダルで芸能界からF.O.してしまいました。(『アーティスト・コレクション・シリーズ』倉田まり子)

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