菊池桃子『雪にかいたLOVE LETTER』

菊池桃子『雪にかいたLOVE LETTER』
発売日 1984.11.01
作詞 秋元康
作曲 林哲司
編曲 林哲司

筒美京平もまだまだ書き足りないのですが取り敢えず一休み。先週、先々週と東京は大雪に見舞われましたが、雪と言えばこの曲、菊池桃子「雪にかいたLOVE LETTER」をご紹介します。彼女の3rd.シングルでオリコン初のTOP3ヒット(最高位3位,売上34.8万枚)、2番目に売れたシングルです。

作詞はデビューから5作目の「BOYのテーマ」まで手掛けた秋元康。まだ当時はおニャン子バブル直前で女性アイドルにはまだ余りシングルA面の曲を提供していません。この頃だと「5分でSunset」、「ファースト・レター」等を書いています。歌詞の内容はこれといった仕掛けの無い片想いのクリスマスソング。この気持ちを雪に書いたら気づいてくれるでしょうか?という、男から見て実に可愛らしく思える(但し昭和の当時ネ)女の子を描いています。

作・編曲は10作目「アイドルを探せ」まで作・編曲を手掛け、菊池桃子のシングル全12曲を作曲している林哲司。以前にも書きましたが芹澤廣明と並ぶ二大ワンパの帝王です。林哲司が作・編曲を両方手掛けている物に「イチゴの誘惑」、「青い制服」等があります。構成はマイナーの頭サビから始まりメジャーなAメロに展開。Bメロでマイナーを交えて頭サビへつなぎます。8ビートの素直で覚えやすいメロディーで裏切る事のない気持ち良さがあります。

アレンジはエレピ&シンセを基本に当たり障りの無いストリングスを絡めた林哲司ワールド。ベースラインがはっきりしているのも特徴でしょうか?。タンバリンもポイント高いです。下世話な歌謡曲とは一線を画すサウンドです。間奏やAメロではONコードを使っています。林哲司を真似るには掛け合いのコーラスと(ハ調で)Bm7-5-E7-Amの使い方をマスターすれば完璧です。

ボーカルは80年代半ば物真似されまっくた特徴のあるボーカル。舌っ足らず(余ってる?)でいかにもノドが弱そうな声。でも男の子のハートを射止めるには充分でした。曲の最後で“メリークリスマス”なんて囁かれた日にゃ!。スタッカート唱法はディレクターにかなり絞られたようですが、杉浦幸のようなフォロワーも出ましたが桃子ほどの存在感を出せた人は他にいないと思います。ルックスも華があって良かったのですが、ラ・ムーへ血迷うまで、シングルは4年で12作と意外と短く少ないプロダクツ。でも今聴いても味わい深い物があります。(『THE GREATEST HITS』菊地桃子)

 heaven and earth

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