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伊藤かずえ『星屑のイノセンス』

伊藤かずえ『星屑のイノセンス』
発売日 1988.02.16
作詞 麻生圭子
作曲 小室哲哉
編曲 清水信之

春の特別番組の為たまたまドラマ「羅刹の家」の初回を見てしまいました。晩御飯がてら眺めていると、髪が昔のロングヘアに戻りつつある彼女が昔の大映ドラマを彷彿させる素敵な苛めっぷりを披露していたので、今回は伊藤かずえの「星屑のイノセンス」をご紹介します(オリコンTOP100チャートインせず)

作詞は麻生圭子。内容は夢を追いかけ町を出ていく君を見送りそれぞれの明日のために前向きに生きましょう、という女性の気持ちを綴っています。でも悲しんでいる割には物分かり良すぎて怖いくらいです。それに「忘れてくれていい楽しかった思い出なら」って件は何か横向きで好きになれません。

作曲は小室哲哉。アレンジの清水信之とのコンビには小泉今日子「Good Morning-Call」があります。構成はA-B-C-D。大体一つのブロックに同じ動機が2回出てきます。A・Bメロはマイナーで、Cメロの終わりでメジャーへ展開そしてサビになります。

またA・Cメロは16分音符で畳み込みB・Dメロはシンコペーションを多用し弾む感じになっています。前半と後半とでは別の曲のように聴こえる小室節の典型です。サビはいまいち色気がありませんが、個人的にはBメロが大好きです。

編曲は清水信之。バリバリの打ち込み物で、多分小室氏のデモテープがかなりのウェイトを占めていると思われます(特にBメロはキテます、Goodです)。派手だし別に悪くはありませんが、だったら小室本人がアレンジしても良いのでは?特にリズム隊に小室氏特有の無意味な重量感があったらもっとBESTなテイクに仕上がったのではないでしょうか?

ボーカルはもう一息。デビュー曲の方が上手な気がします。MIXのせいかややサウンドに押され気味。緊張しているのか、キーが高いのか、不自然なビブラートが付いて回り、聴いている方にも緊張感を与えます。結構この曲では歌番組に出演していましたがよく声を裏返していました。

彼女はホリプロ移籍、移籍に伴いKAZUE ITOH名義で歌手活動を行いました。「星屑のイノセンス」はNHKアニメ「三銃士」のイメージソングのタイアップがありましたが、CO社在籍時を上回るヒットにはなりませんでした。

すでに多くのヒットを放っていた小室哲哉でしたが、番組のメインの視聴者と思われる若年層が小室サウンドを理解するには少々時代が早過ぎましたか?(『MEMORIAL POP SHOP』通販、オムニバス)

 heaven and earth
 


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