秋ひとみ『アンカレッジ経由パリ行き』

秋ひとみ
発売日 1978.04.25
作詞 仙鉄也
作曲 小杉保夫
編曲 小杉保夫

最近旅行する時によく飛行機を使うので、ありそうでそうそう思いつかない飛行機物から秋ひとみのデビュー曲「アンカレッジ経由パリ行き」をご紹介します(オリコン100位チャートインなし)

作詞は仙鉄也。演歌チックな名前ですが他にどんな歌詞を書いているのかちょっと判りません。
1番で主人公はアンカレッジに住む彼からの手紙に逢いたさ募らせ飛行機に飛び乗り、2番で不在だった彼を追い掛けてパリへ向かうという、とんでもない価値観の持ち主です。結局リフレインでも逢えないのですが、逢いたいから海外まで行っちゃうというこの行動力には脱帽です。

作曲・編曲は小杉保夫。大まかに言うとA-B-Cメロの構成。Aメロでは同じ譜割を多少なぞりつつも様々なメロディーが出てきます。♪シャラララ~から始まるサビはとてもキャッチー。
一っ飛びしていく様なスカっとした飛翔感があります。

最後のリフレインの前にはどマイナーのDメロも。アレンジは当時の純然たるアイドル歌謡。デジタルとは無縁のオーケストレーションがほっとさせます。ストリングス・ブラス・ギターに芸の細かいリズム隊。結構濃い目に絡み合って良い味を出しています。今のシンセのバッキングをストリングスが代用しているんですかね。派手で良いです。

ボーカルはとりたてて言うほどではありません。でも果敢に裏声にチャレンジしているのが凄いです。ちょっとオペラ気味で不安定で危なっかしいのですが、これまた味と呼ぶに相応しい歌唱だと思います。デビュー曲だけに丁寧に歌おうとしているのが聴いていて手に取るように判ります。ら行が微妙に個性的か?また、色香あふれる声質で得をしているのかも。

彼女は大阪生まれで、ドラマ出身で、「ゲラゲラ45」の婦警役で、グラビアでは人気があって…。確かそんな人だったと思います。
ルックスも瞳が大きくて元祖ナンノとでも申しましょうか。でも新人女性アイドル豊作のS53(1978)年組では、歌手としては全く売れずに沈んでしまいました。(『Forever and Ever~永遠のアイドル~』)

 heaven and earth

情報提供・コメント

タイトルとURLをコピーしました