作詞 伊藤薫
作曲 伊藤薫
編曲 船山基紀
キングでもう一発考えたのですが思い浮かばないので、三原順子ともドラマで共演した同期の甲斐智枝美のデビュー曲「スタア」をご紹介します。信じられない事にオリコンのチャートブックで探したんですけど何処にも出てないんです。意外な事にTOP100にチャートインしてないようです。
作詞は伊藤薫。「スター」でもなく「STAR」でもなく「スアタ」としたのは何か意味があるのでしょうか?。ちょっと珍しい表記ですよね。内容は“あなたは私のスタア、私の全てを託します”てな歌詞。憧れの男性を星に例えてるわけですが、ちょっと無理やり?で気分的かも。
作曲も伊藤薫のペンによるもの。同じ伊藤作品でデビューした石坂智子はしっとりミディアムでしたが、メジャーなUPテンポのポップス。IV度から入る頭サビからゆったりしたAメロ、転調するかのようなBメロへと展開し、頭サビに戻ります。ひたすら爽やかなメロディー。サビのメロディーはとてもキャッチーで口ずさみやすいです。
編曲はビクターポップスには欠かせない船山基紀。サビではやはりシンセが16分でピコピコしてます。結構重量感あるギターがフューチャーされています。Aメロではパン・パ・パンとアイドルではお約束のリズムの刻み。ピアノと言ったキーボード類も上品にまとめられ、ストリングスも綺麗に絡んでいます。
ボーカルは一応“スター誕生”出身なのでとんでもなくはないです。特別感心する程ではないですが。声質は乾いたアイドル声。ただ聴きこんでると、リズムが微妙に甘いかなぁ~って感じもします。ちょっと歌い方がねっとりしてるというか、ノリが気持ちズレてるというか。
ホリプロの“ちえみ”といえば甲斐智枝美が元祖ですが、ドラマやCM、グラビアなどでタレント性を発揮したものの、本人が「スタア」には成れませんでした。また先日とあるオムニバスCDで「踊り子」と言う曲がCD化されましたが、こちらも聴きものです。(from『温故知新 芽ばえ~ルフラン』オムニバス)
heaven and earth

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