作詞 三浦徳子
作曲 加藤和彦
編曲 国吉良一
今回は掲示板でのファンの多さに応えて沢田聖子の最大ヒット「卒業」をご紹介します(オリコン最高位50位、売上5.0万枚)。僕はシングルレコードを持っています。
作詞は三浦徳子。テーマはタイトル通り“卒業”。どうやら恋人同志ではない二人。いよいよ別れの時が来るけど、私はあなたを忘れられそうにない、という内容。定番中の定番なシチュエーション。♪赤鉛筆で書き込むくせがついたの、ってあたりがなかなかポイント高いか。あとはまぁ、こんなもんでしょう。
作曲は今回も加藤和彦。全編マイナーでUPテンポ。16分音符で弾むのがロシア民謡っぽい雰囲気を醸し出しています。サビ前でrit.するのも珍しいです。構成もA-A”-B-A-A”-B-Bで演奏時間も3分弱のシンプルな作り。大サビがある感じではありませんが、キャッチーで切ないメロディーです。
アレンジは国吉良一。僕には割とデジタルな印象のある人です。バッキングのシンセや歪んだベース、鈍いドラムとか、当時にしては一味違ったニューミュージックのサウンドに仕上げています。
ボーカルは何とも言えない幼さがあり、不安定なようでそうでないようで微妙です。基本的には僕がちょっと苦手なちりめんビブラート系。詳しいいきさつは知りませんが、イルカの妹分としてデビューした彼女。「春」をカバーしたりもしました。ただ「雨の日のサンシャイン」といった自作品でのヒットになかなか恵まれず、ボーカリストとしてもインパクトに欠けたのが時流に乗れなかった理由でしょうか?。(from『SHOKO SAWADA BEST15』)
heaven and earth

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