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中山美穂『「C」』

中山美穂『「C」』
コメント
発売日 1985.06.21
作詞 松本隆
作曲 筒美京平
編曲 萩田光雄

昭和60年(1985)組4回目に登場するのは何故か今まで取り上げなかったミポリンこと中山美穂のデビュー曲「『C』」をご紹介します(オリコン最高位12位、売上17.0万枚)「生意気」「WAKU WAKUさせて」他好きな曲はたくさんあるんだけど、本人が趣味じゃないんです、ルックス含めて。覇気の無いアイドルは苦手です。

作詞は松本隆。彼のミポリンに対する気持ちはBOX「風街図鑑」で読んで頂くとして、「銀鉄」同様松本ワールドが炸裂。“トパーズの月明かり”“水晶の波”“ガラスの魚”…などなど。勿論、星や銀河といった天空物も散りばめられ、夜の海辺を舞台になんじゃこりゃといったきらびやかな仕上がり。素敵すぎです。当時「C」とSEAが掛けられているとか言われてた気がしましたが、そんなのは大した問題じゃないって感じです。

作曲はアイドルのデビューを手掛けるのに相応しい筒美京平。CDSの歌詞を見ると3ブロックに別れてますが、それ以上に細かな動機が出てくる京平節。「誘惑光線」なんか目じゃないくらい目まぐるしく変化します。サビがやや地味なのでアレって気もしますが、生半可でないとっちらかり具合が最近たまらなくお気に入りです。どーしてこんなにメロディーが溢れてくるのか尊敬します。あと結構Aメロの音取るのが難しいかも。

アレンジはこれまた大御所萩田光雄。楽器がだいぶデジタル化して来てます。淡々と進むスネアがもろNANNOの原形で興味深いです。いつもの鮮やかなストリングスは勿論のこと、ギターのカッティングやシンセのバッキングも派手で上品でGOODです。サビの♪ピアノのように優しく弾いて、ってストリングスのみのノンコードっぽい所も不気味でいいです。

ボーカルはさすがにデビュー曲だけあって初々しいというか、とりあえず歌いましたって雰囲気。ちょっと鼻の下が伸びた感じがちょっと苦手。声質そのものは魅力的だと思いますが。
でも歌い続けてみるもんですね。今では上手っぽく聞こえる下手なボーカリストとして貫禄たっぷりに歌っているのが信じられません。

最近新曲をネットのみでリリースしたとか言ってましたけど、kyon2同様好きな時に好きな事して稼ぐ、ってのがすっかりお似合いになってしまいました。もうTVでナツメロは歌ってくれなさそうです。(『「C」/生意気』、他)

 heaven and earth

中山美穂ディスコグラフィ中山美穂ディスコグラフィ



情報提供・コメント

  1. 菜の花ちゃん♪ より:

    中学生になっておこづかいをもらえるようになって。
    レコードも買えるようになりました!!!
    女性歌手で一番最初に買ったレコードといえば・・・
    みぽりんです☆
    みぽりんの懐かしい曲では 『クローズ・アップ』『JINGI・愛してもらいます』『50/50』すきですね~~
    あと。。。『マーメイド』もすきです。
    もちろん明菜ちゃんや聖子ちゃんも アイドルでしたが、わたしにとって(30代前半世代)リアルなアイドルといえば みぽりんなのかも知れません。
    ドラマ「なまいき盛り」では等身大のみぽりんが 憧れでしたね~~
    髪型真似たり =*^-^*=にこっ♪
    おしゃれのお手本でもありましたよ~

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