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堀ちえみ『青い夏のエピローグ』

堀ちえみ『青い夏のエピローグ』
発売日 1983.07.07
作詞 岩里祐穂
作曲 岩里未央
編曲 萩田光雄

林紀恵の失敗を経てアイドル歌手としては榊原郁恵以上に成功したのが堀ちえみでした。今回は彼女の7thシングル「青い夏のエピローグ」をご紹介します(オリコン最高位7位、売上15.4万枚)
作詞は岩里祐穂、作曲は岩里未央。とある情報によると“いわさきゆうこ”と“三浦一年”のペンネームだそうです。このコンビでは「さよならの物語」「夏色のダイアリー」も手掛け、他に三田寛子「ときめきおぼろ」、大沢逸美「NO-NO BOY」、吹田明日香「聖書 バイブル」等を提供しています。歌詞は夏に終わってしまいそうな恋に未練いっぱいの女の子の気持ちを綴っています。情景描写や出てくる小道具もオリジナリティーに欠け、特に可も無く不可も無くっ…てとこです。

メロディーはサビ頭でA-B-サビという構成。サビでは「さよならの物語」と同様「って!」を連発。特に目新しい仕掛けのない歌謡曲のメロ。何故かAメロはロシア民謡風。でも耳に馴染んでしまいます。特にBメロの“傷つく季節なの”の部分が僕のお気に入り。リフレインで半音#するのもGood。

編曲は萩田光雄。堀ちえみでは「稲妻パラダイス」「クレイジーラブ」「リ・ボ・ン」等を手掛けています。確かに萩田ワールドのオーケストレーションですが、ミキシングのせいか間奏以外は結構うす口。マリンバやカスタネットなど相変らず芸が細かいです。今聴くと昔思ってたよりUPテンポ。Aメロ辺りは何処となく小泉今日子「春風の誘惑」に似ている箇所もあります。

堀ちえみのボーカルは声質のせいか割と安心して聴いていられます。まだあどけなさが残っていますが、この頃からドラマ出演によるハスキー化に拍車が掛かります。譜割の関係もあるけどABメロではスタッカート唱法、リフレイン最後では“くちづけてぇ~”の妙なビブラートも堪能できます。

20万枚超えたヒットは出なかったものの11曲の10万超ヒットを出し、S57(1982)年組の中では安定したセールスを稼いでいました。ロックでイメチェンの「Deadend Street Girl」(台詞入り、アレンジの無意味な重量感が最高!)以降、「Wa・ショイ!」など迷走してしまいますが、節操の無いバラエティーに富んだ楽曲作りが堀ちえみの醍醐味でしょうか?

まだ頑張れそうでしたがゴッキーとのスキャンダルはマイナスでしたね。歌手としては成功しましたがタレントとしての彼女は未知数。第二の榊原郁恵は無理でしたが、波乱の人生を歩む堀ちえみに幸あれ。子供が可哀想だし。(『THE BEST』堀ちえみ、他)

 heaven and earth
 


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