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早川由貴『乱気流』

早川由貴『乱気流』
発売日 1978.04.25
作詞 竜真知子
作曲 佐藤健
編曲 萩田光雄

最近ヘビロテのCDに一緒に入ってる曲をご紹介します。早川由貴のデビュー曲「乱気流」です(オリコン最高87位、売上0.7万枚)。僕は「羽衣」という(3rd?)シングル持ってます。“魅せられて”みたいな衣装でヒラヒラ歌ってましたけど、こちらも売れませんでした。

作詞は竜真知子。この頃は男性デュオなんか手掛けて勢いあったと思います。“乱気流”という言葉は一度も出てきませんが、別れに乱れる心を吹けぬける風の道に例えています。アイドルとは一線を画した作品で、どっぷり暗くて救いの無い感じ。私は好きなのに、バスで去って行く彼は完全冷え切っていて…。泣けます。

作曲は佐藤健。頭サビから始まるミディアムな16ビート。「手編みのプレゼント」風か。フォークタッチで畳み込みかけるAメロは行儀良く音が並んでます。Bメロは頭サビ前の“抜け”。大きなうねりで高音へ突き抜けていきます。頭サビは歌詞が韻を踏んでいるので、それと相まってキャッチー。結構サビ以外はすぐ覚えるにはちょっと難しいかも。

アレンジはここでも萩田光雄。もうワールドです。全編的に盛り上げるのはストリングス。ゴージャスにでも日本の侘び寂びがある、あの感じです。16ビートなんでベースはグルーブたっぷりに動いてます。ユニゾンの使い方も最高。Aメロのアコーディオンのオブリガードが泣かせます。コーラスも上品。これでもかと淋しい気持ちを掻き立てます。

実力派シンガーとしてデビューしたであろうと思われる彼女。アイドルじゃないけど自作自演でもない歌謡曲テイストなシンガー。それに見合うだけの歌唱力はあると思います。声も太くて大人びてます。ジャケ写も薄幸系の美女。逆に17歳とは思えないババ臭さかも。

ブックレットによると吉田真梨・アパッチが所属するCTS企画だとか。わからん。ただこの曲のスポットが“全日本歌謡選抜(QR)”の中でガンガン流れてたのが記憶にあります。(from『アイドル神話』オムニバス)

 heaven and earth
 


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