Wink『愛が止まらない~Turn It Into Love』

Wink『愛が止まらない~Turn It Into Love』
発売日 1988.11.21
作詞 STOCK/AITKEN/WATERMAN・日本語詞 及川眠子
作曲 STOCK/AITKEN/WATERMAN
編曲 船山基紀

僕でもSTOCK/AITKEN/WATERMANというプロデューサーに限って洋楽にハマッタ時期が有りました。バスドラ4拍物のダンスビートではありますが、英国の上質なPOPSと言って良いでしょう。ただビジネスライクなレーベル指向と余りにもワンパターンな作風に批判的な人も多かったです。しかしコムロも手本にしたであろう“HIT FACTORY”は判りの良いキャッチーなサウンドで次々と大ヒットを飛ばしました。80年代後半の女性アイドル達のカバーバージョンの中にはS/A/Wの作品も多く含まれています。

「ヴィーナス」、「第一級恋愛罪」、「アイ・ハード・ア・ルーマー」、そして作家への冒涜としか思えない「背中に書いたルームナンバー」。そして最大のヒットはWinkの出世作でもある「愛が止まらない」です。

Winkの新曲がカイリー・ミノーグのカバーだという記事を見た時この曲に違いないと思っていたら案の定でした。A-A-B-A-A-B-A-B…F.O.のシンプルな作り、日本人受けしそうなマイナーなメロと覚え易いサビ。彼女のいる男性を好きになってしまった思いを綴る、女性に共感を得そうな及川眠子の日本語詞。

オリジナルのマッタリ感は編曲の船山基紀が気持ちテンポUPときらびやかなシンセでカバー。ナンノ主演のドラマ主題歌のタイアップ付で完璧なプロダクト。台詞入りのデビュー曲の「Sugar Baby Love」も洋楽のカバーでドラマ主題歌でした。

ご存知Winkは翔子とサッチンの2人組。そのボーカルは特に可も無く不可も無いシットリ系。ハモってそうでほとんどハモっていないユニゾンコーラス。悪く言えば覇気が無い。どんな情熱的な歌詞でもどんな激しいサウンドでもシットリ歌い上げています。Babeの流れを引く左右非対照な振り付けも、あっさり無機質にこなしていましたね。

あまり予想されていなかった連続1位獲得作品「涙をみせないで~Boys Don”t Cry」、PanasonicのCM曲でレコ大受賞曲「淋しい熱帯魚」と順調に大ヒット曲をリリースしていましたが、アレンジャーが門倉聡に変わってからはただ派手なだけの下品な作品ばかりになってしまいました。
何故アレンジャーが変わったのかは知りませんが、作品的にもそこそこクオリティをキープしていたし、セールス的にも突然売れなくなった訳ではないだけに惜しまれます。(『Diary』Wink、他)

 heaven and earth

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