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和久井映見『わかっているわ、ダーリン』

和久井映見『わかっているわ、ダーリン』
発売日 1992.01.25
作詞 康珍化
作曲 亀井登志夫
編曲 亀井登志夫

今回はアイドル女優から(といっても当時はメジャーではなかったが)上手くシフトしてあとはヒット曲を出すだけ?の和久井映見の4th.シングル「わかっているわ、ダーリン」をご紹介します(オリコン最高位95位、売上0.3万枚)

作詞は康珍化。作曲:亀井登志夫、編曲:門倉聡とのトリオではデビュー曲を手掛けています。作詞・作曲のコンビでは松本伊代「抱きしめたい」「チャイニーズ・キッス」があります。康珍化は松本隆と並んで好きな作詞家の一人ですが、その作風は青春シミジミ系、企画色濃い狙い物系、そして来生えつこ的難解系と変幻自在です。この曲は難解系。でも来生えつことの違いは必ず魅力的なセンテンスがあることです。特にBメロそれも2番の歌詞はありそうでなさそうな表現で唸らせます。ただメロディーに引っ張られたサビはイマイチ。~よ…とか、~さ…など突然で浮いていて阿久悠風です。

メロディーは大まかに言えばA-B-Cの構成。歌詞同様A・Bメロはとても魅惑的です。特にBメロでは一瞬メジャーが混ざり合いとても色っぽいです。それだけに色気が全く欠けるサビが惜しまれます。確かに洋楽っぽいメロディーですがこの平坦さには日本人は満足しないのでは?

編曲の門倉聡は御用達のアレンジャー。どういう経歴の人か知りませんが「Sexy Music」以降のWinkのシングルをほとんどアレンジしています。下品でコテコテで派手にすれば良いってもんじゃないよ!というアレンジが多い人ですが、和久井映見作品では上品で洒落たアレンジをしてます。この曲は後ノリでハネ物のサウンドで、所々バスドラのハネがうるさい箇所もありますが、デジタルとアナログの具合もバッチリ。彼女の弾けた世界を無理なく引き出しています。

ボーカルは意外と“上手いんだな~これが”<古い!>。ちょっと鼻声で甘みが増しますが、ぽそぽそ話すイメージとは一転貫禄さえ感じさせます。ビブラートの揺れ具合も程良くて色気があります。

ところで彼女の歌手活動ですがデビュー当時確か歌謡BinBinハウス?あたりに出たぐらいで、ほとんど歌番組に出演した事はないはず。その昔雑誌で読んだ事務所の社長のコメントによると極度のあがり症で歌番組は話にならないとか。その割には地味に歌手活動は続いていますね。果たして主演ドラマの主題歌を歌い松本明子のように歌番組を総なめする日は来るのでしょうか?(『SINGLES』和久井映見)

 heaven and earth
 


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