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岡本舞子『ナツオの恋人ナツコ』

岡本舞子『ナツオの恋人ナツコ』
発売日 1986.06.21
作詞 FUMIKO
作曲 和泉常寛
編曲 山川恵津子

今回は自力で見つけた中古CDの中で一番お気に入り曲をご紹介しましょう。ちょっと季節外れですが、岡本舞子の5th.シングル「ナツオの恋人ナツコ」です(オリコン最高位40位、売上1.9万枚)

作詞はFUMIKO。多分岡田冨美子と同一人物ではないかと思われますが、定かではありません。タイトルからして一風変わっていますが歌詞も難解な部分が有ります。意味深でもあり、結構気分で書いているのかも。肝は♪ナツオとナツコはコンヤクしません、それでも好きです~っていうサビなわけですが、夏の浜辺の刹那をこの1行で言い尽くしていると思います。逆にこれが言いたいが為の前後かもしれません。2番の♪フライドポテトなジョークのあとは…という名詞の形容動詞化は時代のなせる技でしょう。ご愛敬ってことで。

作曲は和泉常寛。アイドルからNM系まで幅広く手掛けていますが、この人の特徴と言われると良く分かりません。あまり歌謡曲濃度は高くない作家ですが、この曲は勢いのある下世話なアップテンポのマイナーチューン。いろんな動機が出てきますが、同じ譜割を多用しループっぽい雰囲気を出しています。曲の構成は大まかに言うとA-B-A”-C-Dって感じですが何故か2コーラス目はA-B”-C-Dという凝った作り。都倉俊一風なCメロや、ツボを押さえたサビのメロディーは何回聴いても飽きさせません。

編曲は山川絵津子。「愛って林檎ですか」「ファンレター」等、他のシングルも手掛けています。この人どんなに音を分厚くしても良くも悪くも上品になりがちですが、今回はバッチリ!確かにコード付けやコーラスは上品だけど、何と言っても派手で良いです。出だしからきらびやかなブラスといい、ストリングスもエレキギターもいい仕事しています。

ボーカルは当時高い評価を受けてたと思います。僕の趣味的には薄っぺらな声で過剰なしゃくりあげをする人は好きではないのですが(EX.姫乃樹リカとか)、この楽曲に関してはそれが表目に作用しているのではないでしょうか?ピッチは安定しているし、貫禄もあるし、聴いてて気持ちの良いボーカルです。
デビューから「憶病なビーナス」迄はしっとり控えめな女の子を演じておりましたが、大胆で積極的な女の子にイメチェン。セールスも彼女的には最大のヒットになったのにもかかわらず、全く後が続きませんでした。上手く行かないもんですね。(『FASCINATION』岡本舞子)

 heaven and earth
 


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