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三原順子『サニーサイド・コネクション』

三原順子『サニーサイド・コネクション』
発売日 1981.05.25
作詞 竜真知子
作曲 網倉一也
編曲 松井忠重

キングレコードの元祖つっぱり歌手として忘れてはならないのが三原順子(三原じゅん子)。
僕自身大して入れ込みは無いんでどの曲を紹介しようか迷ったんですけど。筒美京平作品の「真っすぐララバイ」や古臭~い「じゃじゃ馬ならし」とかも渋くて良いのですが、一番派手だと思う3rd.シングル「サニーサイド・コネクション」をご紹介します(オリコン最高位14位、16.9万枚)。

作詞は竜真知子。別に亜蘭知子でも構わないと思うような、必然性の無い作家色薄い世界。男1・女2、プールサイドで繰り広げられる熱いバトル。でもヒロインは負けると言うか降りると言うか。ポスト百恵チックな弱さもちょっと見せつつ、気の強い女性像が描かれています。“シカト顔”って言葉は当時の新語か。でもどーしてこういうシチュエーションにまで彼女は泳ぎに来たんでしょ。

作曲は最近の曲のクレジットではお見かけしない網倉一也。彼のメロディーと言うとどうしても“清涼感”ってイメージが浮かぶんですけど、骨っぽいメロディーも書くんですね。Aメロ・Bメロ・サビと4小節のモチーフを繰り返す覚えやすい作り。そしてキメ台詞を吐き捨てるサビの落ちではツッパリ魂炸裂って力強さがあります。マイナーな情熱的なメロディーです。

編曲は松井忠重。この人何者か知らないんですけど…。すぐ思い浮かぶのは「私はピアノ」。バーニング仕事が多い人なのでしょうか?。ツッパリ歌謡濃度を高めるエレキギターをフューチャーし、ちょっとポップンロールな気持ちも交えつつ、それなりにシンセ使いには新しさを。サビでは灼熱のラテンぽさも取り入れ(「誘惑のチャチャ」のフレーズは定番なのか?)、ブラスでバシっと決め。まさに何でもありのミクスチャーサウンドです。

ボーカルは上手そうで下手っぽ~い雰囲気が見え隠れ。声の大きさ太さ勢いでカバー。思い切りの喉声歌唱法。言葉尻を吐き捨てたり、所々唸りを入れたりツッパリの面目を保ってます。当時は本人も納得してたんでしょうけど、本人の資質と歌の世界にはどう折り合いつけてたんでしょう。イメージも必要以上にダーティーだった気もするし、結局百恵は2人要らないってことで何故か現在では夫婦タレントです。(fromアーティストコレクションシリーズ『三原順子』)

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