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森高千里『NEW SEASON』

森高千里『NEW SEASON』
発売日 1987.05.25
作詞 HIRO
作曲 斉藤英夫
編曲 斉藤英夫

今回ご紹介するのは森高千里のデビュー曲「NEW SEASON」(オリコン最高位23位、売上4.4万枚)です。彼女はすぐにブレイク出来ずその路線について「ザ・ストレス」だった様ですが、リリースしたシングルがBEST30を外した事はなく、他のB級に比べたら大した苦労と言えません。

作詞はHIRO。シングルの歌詞提供はこの曲だけです。昨夜失恋したの私の月曜の朝。さあ新しい季節へ走り出そう、という内容。未練はあるけどもう元には戻れない寂しさも漂っています。押し付けがましい頑張ろうソングではなく、自分の思いを振り返っているのが意地らしいです。

作・編曲は森高の数多くのヒットシングルを手掛ける斉藤英夫。作・編曲を手掛けたシングルに「この街」「コンサートの夜」「渡良瀬橋」などがあります。メロディーはメジャーベースですが所々に散りばめられたマイナー展開が切なさを醸し出します。細かな譜割の無いおおらかなメロディーで、特にサビ前の“夢中だったのね”の部分が好きです。サウンドはゆったりしたテンポで8ビートのデジタルロック風。サビにはトリッキーなコード進行も有りなかなか凝っています。男声コーラスも洒落ていて、“そこら辺のアイドルと一緒にしないで”的な雰囲気がありありです。

ボーカルは声がまだ幼いし、ひっくり返ったりしますが、歌い方に変な力みのないこの頃が一番好きです。味が有るというよりはナンノに通じる無機質ボーカル。ただ何処となく音楽をやっていくんだという意気込みを感じるのは僕だけでしょうか。また間奏ではたどたどしい森高のピアノソロが聴けます。コスプレ&ユーロビート路線でブレイクした彼女が自分でドラムを叩き始めた時はどうなるかと思いましたが…。セールスが苦戦の最近は自身の歌詞の作風が当たり前になってきて、以前のへんてこな歌詞が懐かしい今日この頃です。(『NEW SEASON/OVERHEAT.NIGHT』森高千里)

 heaven and earth

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