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第47話「待ち伏せ!デストロン首領 !!」

放映日:1974.01.05
登場怪人:シーラカンスキッド
決め技:V3必殺きりもみキック
脚本:伊上勝 監督:折田至

さて、今回のサブタイトルは「待ち伏せ!デストロン首領!!」。決して偽りはないのですが、どちらかというと偽ライダーマンのネタの方がメインと言っても良い話しです。

開巻早々、画面にスクリーンに写る結城丈二の写真スライド。デストロンライダーマンを作るため、整形手術が行われています。
手術は完了。結城丈二そっくりです(この偽物も山口暁氏自身が演じているので当然すが。マスクを被せれば、デストロンライダーマンの完成です。本物との違いは、マスクのVの字の部分が、本物は緑色なのに対して偽物は黒です。完成を首領に報告するヨロイ元帥。

さて、ライダー隊本部。お正月です。
おやっさんに、純子さんにシゲル君、そして風見志郎らがくつろいでいます。さらに結城丈二もいます。おせちでもご馳走になりに来たのでしょうか。
そこへ、晴れ着姿の純子さんが年賀状を持ってきました。なにやら、仮面ライダーV3宛の年賀状がたくさん届いているそうです。おやっさん達が年賀状を見ていると、何故か結城丈二宛の年賀状が。ヨロイ元帥からです。ご丁寧にも住所が書いてあります。「横浜市中区山下町235番地」。さっそく、そこへ向かう風見と結城。

住所の場所にある洋館にヨロイ元帥を乗せた黒い自家用車が入っていきます。
風見と結城は二手に分かれ、敷地内に潜入。探索する風見。そこに、ヨロイ元帥の炎の影が現れ「デストロンの正月パーティーに参加するか?」と誘います。導かれるまま洋館に入っていく風見。部屋の中では、4人の黒装束のトンガリ帽子がお出迎えです。

一方、今度は、ヨロイ元帥の影が結城を挑発します。結城はライダーマンに変身。

風見のいる部屋の中では、4人のトンガリ帽子が彼の周りを回っています。 いったい何をしてんだか。「風見志郎君へデストロンからお年玉をあげよう」とトンガリ帽子が覆っている布を取ると、そこにはシーラカンスの剥製が。
と、それは、怪人シーラカンスキッドに変身。風見は、トンガリ帽子達をなぎ倒すと、V3に変身。口から風船爆弾を吐いて攻撃するシーラカンスキッド。戦うV3。

一方、ヨロイ元帥を捜すライダーマン。一室に入ると、そこには一人座すヨロイ元帥が。ライダーマンは「今日こそ恨みを晴らしてやる」とヨロイ元帥につかみかかりますが、天井から落ちてきた銀色のロープに絡め取られてしまいました。

さて、V3の方は屋外でシーラカンスキッドと戦っています。屋内へ逃げるシーラカンスキッド。倒れているライダーマン(偽物)を跨いで、さらに奥へ。追ってきたV3は、倒れていた偽ライダーマンを、偽物とは気づかず助け起こします。その様子をモニターで見ているヨロイ元帥と縛られたライダーマン。ヨロイ元帥は、ライダーV3は味方と信じる結城丈二に殺され、ライダー隊は全滅、そして東京都民皆殺し、その全てが結城丈二のやったことになると、今回の作戦を話して聞かせるのでした。

風見は助け出した偽結城と共にバイクを走らせています。おもむろに偽結城が「あの崖にデストロンが!」と声をあげます。風見はバイクを止め、偽結城と共に探索に向かいます。しかし、突然、偽結城は、風見をロープで縛り上げると崖から真っ逆様に放り投げるのでした。と、ここでCM。

椅子に縛られているライダーマン(本物)。ヨロイ元帥が立ち去ると、壁の飾りの目が光り、首領の声が。「私は君の才能が惜しいと思っている。悪いことは言わん、ヨロイ元帥と仲直りするのだ!」そして、首領自身が、その立会人になると告げます。首領が今日、日本に来るというのです。場所は代々木体育館。
そして「結城丈二、デストロンに再び入れ!」と。

で、風見を崖から突き落としたニセ結城は、ライダー隊本部に到着。ニセ結城は、暖かく迎えるライダー隊の面々に「お前たちも風見志郎の後を追って地獄に堕ちてもらう!」と、ガスを浴びせ彼らを眠らせ、時限爆弾をしかけます。
と、そこへ風見が登場。猜疑心を煽るためか、今までは全て芝居だ、自分は始めからデストロンを裏切ってはいないと告げつつ逃走するニセ結城。風見は、仕掛けられた時限爆弾を持って追いかけます。

風見とニセ結城のバイクチェイスです。持って出た時限爆弾を投げるつける風見。爆発。それをかわし、さらに逃げるニセ結城が通り過ぎると、デストロンの戦闘員が柵で道を塞ぎ、さらにその柵に火を放ちます。 立ち往生する風見。

先の洋館からライダーマンを連れ出すヨロイ元帥。なんと、彼を逃がそうと言います。そこへニセ結城が戻ってきました。結城に裏切られたと憤った風見とライダーマンを戦わそうというのです。
しかし、その屋根の上にV3が! ヨロイ元帥の話は全て聞かれてしまっていたのです。すかさず逃走するニセ結城。海岸まで逃げてきたものの、追ってきたV3とライダーマンに袋叩きに遭うニセ結城。正体を現すシーラカンスキッド。ニセ結城丈二の正体はシーラカンスキッドだったのです(でも、前半で、シーラカンスキッドは偽ライダーマンを跨いで逃げていたのだけど…)
BGMは主題歌のメロオケ。逃げるヨロイ元帥を追うライダーマン。それを妨害する戦闘員。シーラカンスキッドは風船爆弾を吐きV3を攻撃。しかし、いかんせん“風船”なんなくこれをかわすV3。ついに必殺きりもみキックを受け、シーラカンスキッドは爆死。

アジトの中へやってくるV3とライダーマン。しかし、中は空っぽ。
ヨロイ元帥は来日する首領を迎えるために代々木体育館に行ったのではないか、とV3に告げるライダーマン。首領を倒すため、バイクを走らせる二人のヒーロー!

ヨロイ元帥が代々木体育館に到着します。それを物陰から見ているV3とライダーマン。ライダーマンは、偽ライダーマンの振りをして警備に立つ戦闘員を片づけます。V3とライダーマンは体育館の敷地内に侵入。建物からは「デェーストロン…」 の声が。
その中では、「偉大なるデストロン首領…」と、ヨロイ元帥が首領を迎えるための口上を述べています。その様子を伺い、通風口に忍び込むV3とライダーマン。通風口の隙間から下を覗く二人。トンガリ帽子を被った首領が玉座に座っています。「私は今、日本に上陸した!」と宣う首領。ひれ伏すヨロイ元帥たち。さあ、どうする? V3!ライダーマン!

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