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第44話「V3対ライダーマン」

放映日:1973.12.15
登場怪人:カマクビガメ
決め技:V3脱出パンチ
脚本:伊上勝 監督:内田一作

前回のダイジェストを紹介した後、カマクビガメのデストロン・ガスに苦しむライダーマンを、V3が救いにやって来ました。なんとか脱出に成功したものの、カマクビガメは執拗に追って来ます。V3はライダーマンに逃げろと言うのですが、ライダーマンは拒みます。
そして、ライダーマンを突き飛ばし、カマクビガメに向かうV3。
が、しかし、ライダーマンはロープアームでV3の邪魔をします。(まさに「足を引っ張る」描写です)

V3とライダーマンが一悶着起こしている間に、カマクビガメはデストロン・ガスの入った子亀を投げつけて来ました。V3はライダーマンを庇った為にもろに吸ってしまい苦しみます。カマクビガメは首を伸ばし、今度はライダーマンに襲いかかりました。V3はチョップで引き剥がした後、伸びた首を踏んずけます。「アイタイタ!イタイタイタイ」とカマクビガメが首を引っ込めている内に、V3とライダーマンはこの場から撤退します。

さて、デストロンアジトでは、ライダーマンがV3の邪魔をしたと聞いた首領は、「ライダーV3が、100%力を出せないように、ライダーマンを利用してやれ」と命じます。

V3やライダーマンをおびき出すが如く、カマクビガメは青葉団地の住民を片っ端から、デストロン・ガスの毒牙にかけています。その現場を少年ライダー隊の一人が見て、本部に報告しに走っていく様を、戦闘員がヨロイ元帥に報告しています。この一報を本部で聞いた風見志郎はバイクで急行しますが、結城丈二も志郎の後を追っていきます。先に現場に着いた志郎は、結城の足音を聞き、一旦身を隠します。奥に進んで行った結城は、赤ん坊の泣き声を聞き、部屋に入ると赤ん坊を見つけ、病院に連れて行こうとその子をおぶっていきます。そして、お約束の如く、デストロンの戦闘員達が結城を襲って来ました。
しかし、戦っているうちに、何故か背中の赤ん坊がだんだん重くなっていきます。実は、この赤ん坊はカマクビガメが化けていたのです。結城はライダーマンに変身します。この時、志郎は上から見ていたので、ライダーマンの正体をはっきりと認識します。ライダーマンはロープアームを使って、屋上まで登っていくと、既にカマクビガメが待ち構えていました。(完全なる改造人間ならひとっ跳びでしょうが、ライダーマンは右腕のみの改造ですから、いた仕方が無い事ですね)

V3も登場し、カマクビガメにキックを浴びせようとしたら、「邪魔するな!」と、またしてもライダーマンは、ロープアームでV3の足を引っ張ります。V3は「やめろ!利用されているのが解からないのか?」と説得を続けるものの、ライダーマンは聞く耳を持ちません。三者、縺れに縺れて屋上から飛び降り(しかし、生身のライダーマンがよく耐えられたものですね、強化スーツのおかげでしょうか?)、V3は隙をみて、ライダーマンと共にジャンプして、この場から撤退します。(Aパート終了)

さて、結城を救う為に命を散らせた、三人の助手の墓が映り、片桐助手の妹・幸江さんが花を捧げ供養をした後、結城が墓の前で、ヨロイ元帥への復讐を誓っているところへ、志郎がやってきました。志郎は共にデストロンと戦おうと進言しますが、結城はかたくなにこの申し出を断ります。裏切られた悔しさを語った後、結城は右腕のアタッチメントを外し「見ろこれを!これは僕の哀しみの姿だ。こうしてしか生きられなかった憎しみの姿だ!」と、震えながらも熱く訴えているのですが、志郎は静かに「結城君、君のような男が、この世の中にただ一人だと思うな!」と、自分の身の上に起った事を全て話してV3に変身し、「結城君!改造人間として、この苦しみ、悩みは君にも解かる筈だ。個人の復讐は忘れるんだ!」と必死に諭そうとします。「解からない…僕には解からない!」と、結城は地面に機械の腕を、幾度も叩き付けて苦悩します。その模様を聞いていたおやっさんは、志郎が近づいて来ると「辛い役目を押し付けてしまったなぁ」と語り掛けますが、志郎は明るく、自分の思っている事を語ります。

このシーンは、改造人間としての哀しみ、両親や妹をデストロンに殺された復讐心を押さえながらも、デストロンと戦う決意をしたV3=風見志郎を理解するには、十分過ぎるくらいの名場面だと私は思ってます。

一方、幸江さんをライダー隊本部まで無事に連れて行かなくては…とシゲル君は張り切っています。用心のため、タクシーを乗り換えようとした時タクシーの運転手(V3スーツアクターの中屋敷氏)は、不気味に笑い戦闘員であるその正体を現わして、幸江さんを連れ去ってしまいました。シゲル君からの報告を盗み聞きしていた結城は、一足早く、幸江さんの元にバイクで向かって行きます。志郎も追って、結城を止めようと説得するのですが、結城はまたしても、言う事を聞こうとしません。とうとう志郎は、殴り倒してでも止めるという、最後の手段に出ました。結城を殴り、V3に変身した志郎は、ハリケーンでデストロンの死刑室に向かいました。

デストロンの死刑室では、カマクビガメがV3とライダーマンの到着を待っています。(この時に首を長くして待っていたら、最高のジョークになりますね)
程なく、戦闘員がハリケーンが近づいて来たと報告しに来て、カマクビガメは外に出てみたものの、ハリケーンの音は聞こえません。慌てて戻ってみると、さっきの戦闘員は幸江さんのロープを解いています。「貴様ライダーV3か?ライダーマンか?」と、カマクビガメはその戦闘員を幸江さんから引き離すと、覆面を取って出て来たのはV3でした。すぐさま、ライダーマンも到着し、また仲間割れを期待したカマクビガメでしたが、ライダーマンは「私が先だ!」と牽制しつつも、「V3、ここは私に任せろ!幸江さんは私が!」と、立派な連携プレーを見せます。
面白くないのは、カマクビガメで、「三人とも殺す!」と、毒ガス噴出ボタンを押そうとした時、ライダーマンはこれを食い止めます。死刑室を出てからも、V3はカマクビガメに噛み付かれて苦しめられますが、ライダーマンはロープアームで援護します(もう、V3の足は引っ張ったりしません)形成不利になったカマクビガメは、V3を体内に呑み込んでしまうのですが、V3は「V3脱出パンチ」で、カマクビガメの体を粉砕します。

戦い終って、V3はライダーマンに手を差し伸べるのですが、ライダーマンは、その手を振り払い、去っていきました。

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