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第41話「あッ!人間が溶ける!ヨロイ元帥登場」

放映日:1973.11.24
登場怪人:ガルマジロン
決め技:V3回転フルキック
脚本:海堂肇 監督:折田至

ナチスドイツの移植手術の技術を利用して、デストロンは、またもや、新怪人を誕生させました。アルマジロの怪人、その名はガルマジロン。デストロンで強制労働させられ、疲労で働けなくなった人達が、死刑と称し、ガルマジロンの光る鱗の実験台にされ、溶かされていきます。
新怪人ガルマジロンの実験の成功に、新幹部ヨロイ元帥は「結果が全てだ。…首領、このガルマジロンが必ずライダーV3を倒す!」と決意表明をします。
そして、ライダーV3こと風見志郎を釣り出す餌は、デストロンの強制労働からの脱走者山下さんです。彼が脱走できたのは、仕組まれたことのようですが、もちろん彼はそんなことは知らず、「洋子!光子!」と、妻と娘の名を呼びながら必死に逃げます。

その山下さんの娘、光子ちゃんが、ガルマジロンの光る鱗を拾い、それを大事そうに家に持ち帰ります。彼女は母親と二人で、3ヶ月も頼りのないお父さん(デストロンから脱走した山下さん)の帰りを待っているのです。飾ってある写真を見ると、山下さんは船乗りか何かでしょうか。

さて、我らが風見志郎はというと、なにやらデストロンの暗号通信を受信したようです。急いで八王子に向いました。

警察署から、先ほどの山下さんが救急車に乗せられていきます。「やめてくれ~、殺される!」と山下さんは騒いでいます。彼を乗せた救急車が走り去って程なく、風見がそこに到着。救急車を見送った警察官から、精神病院から脱走した患者が運ばれたところだと聞かされると、急いで救急車の後を追います。

救急車の中で、白衣姿のデストロン一味が山下さんに襲いかかろうとした、その時、爆発が起り救急車は急停車。白衣姿の一味が外に出ると、救急車の屋根の上にV3が! V3は、山下さんを救出するとサッサと去っていきました。それを見送る、ガルマジロンの目…。

病院に駆けつける山下さんの妻、洋子さんと娘の光子ちゃん。冒頭で鱗を拾った女の子です。彼女は、慌てたせいか、持っていたその鱗を落としてしまいます。

夜、1つ明かりが付いている病室。風見が救出した山下さんがベッドで寝ています。側で奥さんと娘さんが居眠りをしています。一人起きている風見。窓の外を眺めながら「…デストロン、奴らの暗い密かな動きは誰も知らない…、だからこそ、俺は戦うんだ! 気の毒なこの家族のためにも…」と一人、闘志を燃やすのでした。

その病室に近づいてくる足音。何者かが病室に入ってきました。これを取り押さえる風見。
明かりをつけると、その男は、風見志郎の友人、高木祐介でした。風見は、「俺とは常にトップを争うライバルでもあり、親友でもある…」と高木を山下一家に紹介します。しかし、「レースも頭も常に鼻の差で俺の負け」と高木は謙遜します(実は、これが謙遜という以上の意味があったりするのかもしれませんが…)。高木は、立花のおやっさんからデストロンの聞き、風見と共に戦う気になってやって来たとのこと。風見は元気づけられ、山下さんにも一緒に戦ってくれるよう促します。「やります!この子のために」と山下さん。

そこに、突如、通気口から光る鱗(女の子が病院に来る途中で落としたヤツ)が侵入してきました。風見は、咄嗟にこれを踏みつぶし、高木と共に病室の外へ出ます。
そして、左右に分かれる二人。風見に次々と襲いかかってくる看護婦たち。彼女らは、デストロンの女戦闘員でした。黒いレオタードで腰には赤いサッシュを巻いており、旧1号当時の女戦闘員に似ています。彼女らは、小型のダートガンで風見を攻撃。
さらに、いつのものレギュラー戦闘員も登場。戦う風見。一方、病室では、またもや光る鱗が山下一家に襲いかかります。その悲鳴を聞き、病室に戻る風見。しかし、既に山下一家の姿はそこにありませんでした。窓の下では、既に、高木が、山下一家を連れ去った自動車を追跡するため、バイクに跨っています。既に夜は明けています。

さて、CMあけて、自動車を追跡する風見と高木。自動車は止まり、戦闘員達が山下一家をアジトに連行してきます。バイクから降り、後を追う風見と高木。そして、アジトの入口を発見。飛び込む二人。
しかし、高木が通気口のような格子窓(?)からアジトの中、それも司令室へと落下してしまいました。たちまち、戦闘員に取り囲まれる高木。助けに入る風見。戦闘員をなぎ倒し、山下一家を救おうとすると、そこにヨロイ元帥が登場!「俺の名は、デェストロンの新幹部、ヨロイ元帥だ!」と自己紹介。風見、早くも新幹部とご対面です。睨み合う風見とヨロイ元帥。しかし、ヨロイ元帥がおもむろに「お前の相手は…」と、視線を高木に移すと、なんと、高木がガルマジロンに変身!
高木こそが、ガルマジロンだったのです。ヨロイ元帥の「やれ!」の声と共にガルマジロンが風見に襲いかかろうとした、その瞬間、風見は落とし穴に落下!地下牢の中へ。

地下牢に閉じこめられた風見。
そこに高木が入ってきました。そして、あろうことか「デストロンに入ってくれ」と風見に言うのです。当然、風見は「馬鹿な!」とこれを一蹴。さらに高木は説得を続けます。「デストロンが世界を制覇すれば世界はずっと豊かになる」と。「しかし、それによって豊かな生活ができるのは、ほんの一部の幹部だけじゃないか!」と風見。逆に、彼は、高木に向って「お前こそ、俺と一緒にここから脱出するんだっ」と誘うのでした。
そこに、突然「そうはいかんぞ!」とヨロイ元帥の声。そして、その影が、「裏切り者は…裏切り者は…」と繰り返しながら、高木に迫ります。その言葉を受けて「…死刑…」と叫び、怯える高木。「高木に指一本触れるな!俺と勝負だ!!」 と風見、V3に変身!

V3は地下牢から脱出。山下一家を救出。さらに屋外に出て、戦闘員達と戦います。戦闘員をなぎ倒すV3。
BGMは、例によって「V3アクション」のメロオケ。そこにガルマジロンが登場。四角い大岩に掘られた大仏様を背景に、V3とガルマジロンの戦いです。戦いながらも、V3=風見は、「高木、目を覚ませ!昔のお前にもどれ」と説得を続けます。
しかし、ガルマジロンは一向に戦いの手を緩めません。戦い続ける、V3とガルマジロン。ついに、V3回転フルキックが炸裂。ガルマジロンは爆発、高木の姿に戻ります。「高木!」と駆け寄り、彼を抱きかかえるV3。高木が苦しそうに呟きます。「志郎…俺は…俺は…」。それが、高木の最後の言葉でした。彼は、V3の手の中で息を引き取りました。

親友・高木の亡骸を抱え、去りゆくV3…。そんなV3に後ろ姿に、救出された山下さんの娘さんが、そっと手を合わせるのでした。

ちなみに、山下さんの妻子の名は一度、山下さん自身が叫んでいるのですが、洋子が妻、光子が娘との区別は、「仮面ライダー作戦ファイル2」によります。

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