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第40話「必殺!V3マッハキック !!」

放映日:1973.11.17
登場怪人:死人コウモリ
決め技:V3マッハキック
脚本:海堂肇 監督:内田一作

朝の団地ののどかな風景。
そこに新聞配達をする小川兄弟が走ってきました。弟のキヨシ君と別れたお兄さんは、奇怪な蝙蝠の群れに襲われますが、蝙蝠はすぐに姿を消してしまいます。そして、悲鳴が聞こえ、その方向を見ると、デストロンの新怪人「死人コウモリ」が若者の血を吸っていました。

どうやら、死人コウモリは、「ヒマラヤの悪魔」という、人間を自在に操れるビールスを実験していたようです。お兄さんは、死人コウモリの長い舌で、ヒマラヤの悪魔を注入されてしまいました。そして、団地の屋上には、怪しい人影が立っています。

それにしても、死人コウモリには、アフロダイAのような胸がありますねぇ。男性怪人なのに、どうして胸が膨らんでいるのでしょうか?(笑)

新聞がばら撒かれた現場に、団地の住人が集まって来て、何事かと話しているところに、弟のキヨシ君がやってきて、「兄ちゃんのだ。兄ちゃんの新聞だ」と呟きます。隣りのおじさんがキヨシ君に気付き、大学に行ったのでは?と言いますが、キヨシ君は、否定します。
そんな時、顔色の悪くなったお兄さんが皆の前に姿を現わしました。お兄さんは非常階段から滑って落ちたと言い、隣りのおじさんが「大丈夫ですか?」と訊ねると、「ええ、かすり傷です」と答えましたが、服もかなり破れているのに、かすり傷で済んだのでしょうか?。更に突っ込ませていただきますと、出てきた時は右腕の袖が破れていたのに、キヨシ君とのツーショットの場面(ほんの数秒後)には、しっかり右袖が繋がっております(笑)安心したキヨシ君は、お兄さんに寄り添いますが、雰囲気がいつものお兄さんで無い事を感じました。

夜中になるとお兄さんは家を抜け出し、隣りの住人のところに行って「あなたも私のように、デストロンの為に働くのです」と言った後、死人コウモリが乱入してきて、このおじさんを襲いました。

さて、どうやらシゲル君と友達だったようなキヨシ君は、ライダー隊本部にやって来て、お兄さんの異変について報告しています。
その夜、お兄さんが抜け出したのを確認すると、シゲル君とキヨシ君はお兄さんの後を尾行します。お兄さんは、神社の前で何かを取っているようでしたが、キヨシ君が懐中電灯を照らすと、その口には蛾をくわえていました。ヒマラヤの悪魔の事を聞いたシゲル君は、本部に連絡しようとしますが、戦闘員に捕まってしまいます。死人コウモリも出現し、今回の作戦である、デストロンの細菌を団地の住民全員に植え付ける計画を語っている時に、「待てぇ!」の声と共に、風見志郎が登場し、シゲル君とキヨシ君を逃がします。
死人コウモリは「秘密を知った小僧は消す!」と蝙蝠群を出し、彼らを襲わせようとしますが、志郎は死人コウモリの攻撃をかわしながらも、V3に変身し、死人コウモリとの対決を後回しにして、シゲル君達を助けます。逃げるようにとシゲル君がキヨシ君を促がしますが、キヨシ君はV3の活躍を見ていたいのか、現場を離れようとしません。「V3、キックで倒しちゃえ!」と声を掛け、V3がジャンプしようとした時、死人コウモリはV3の足を取り、空高く運んで行って「V3キラー!高速回転!」と、V3をグルグル振り回して放り投げてしまいました。放り投げられた場所にはキヨシ君がいて、木の下敷きとなってしまい、重傷を負ってしまいます。よろよろになりながらも、V3は二人をハリケーンに乗せ、この現場から脱出します。

一方、デストロンのアジトでは、ツバサ大僧正が今回の計画である、首都圏地区の団地という団地にコウモリ・ビールスを持った有毒戦闘員を配置し一斉に暴動を起こさせる事を、首領に報告しています。首領は、「分った。今度失敗すれば死だ!分かっているな」と言い、ツバサ大僧正が「死?」と疑問を投げかけた瞬間、背後の扉が開き、ヨロイ元帥のシルエットが現われ「何者だ?貴様」と言ったと同時に、シルエットは消えてしまいました。

さて、後半です。
病院のベットに横たわるキヨシ君は、「負けた…V3が怪人に負けたんだ」とうわ言を漏らします。そんな中、かなりの傷を負った志郎も病室に入ってきました。キヨシ君の前では、デストロンの怪人は必ず俺が倒す・・・と、固い決意を表明した志郎でしたが、おやっさんの前では勝てそうもない本音をつい漏らしてしまいます。
しかし、おやっさんは「バカロー!」と志郎の頬を叩きます。その後、「俺は無理な事を頼んでいるんだ!…俺はあの子を救ってやりたい。仮面ライダーV3は無敵であって欲しい。それが…それがあの子を救うたったひとつの道なんだ」ってセリフがぐっと来ましたねぇ。・・・たとえ、2号ライダー編・アリガバリの回で似たような事を、やっていたと知っていても。

さて、志郎は何処かの工事現場に行き、高い塔のようなところにロープを吊るして、死人コウモリのV3キラーに対抗すべく、特訓を開始しました。なかなか上手く行かず、焦っているところに、おやっさんも現われ、V3を励まします。(この時に流れているBGMは、「仮面ライダー」の最後のエンディングテーマに使われた『ロンリー・仮面ライダー』のメロオケです)

さて、特訓により新必殺技をあみ出した志郎は、団地に行き、デストロンに挑戦状を叩き付けるかの如く叫びますが、ここには誰もいません。死人コウモリは血が好きだと思い出した志郎は、バイク上でV3に変身し、ハリケーンで埠頭まで行って、自らの手で腕を傷つけて血を流し、死人コウモリを誘き寄せました。戦闘員との小競り合いの後、死人コウモリとのリターンマッチが開始されました。
死人コウモリは、前回V3を倒した死の高速回転技(ネーミングが変ってる)を繰り出しますが、V3は「それが俺に通じると思うか!」と、回転の反動を利用し、自らを回転させ「V3マッハキック」を死人コウモリに炸裂させました。
しかし!死人コウモリはこれで倒されませんでした。大地を裂き、地下アジトのようなところにV3を落とし、例の蝙蝠達をたきつけると、さっさと自分はアジトを出て行きました。後を追うV3。
しかし、マッハキックが効いていたらしく、羽根が折れていたようで、その姿をツバサ大僧正に戻します。そして、「死が来たぁ…デストロン首領よ、永遠に栄えあれ!」と言うと、棺に自ら入って行き、棺ごと爆発してしまいました。あの大地を裂く程のしぶとさは、一体何だったのでしょうねぇ。

ラストは、V3がお兄さんをキヨシ君のベッドに横たわらせ、勝利の報告をしに来ました。そして、不気味なヨロイ元帥のシルエットと共に、番組は終了しました。

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