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第34話「危機一髪!キバ男爵対三人ライダー!」

放映日:1973.10.06
登場怪人:原始タイガー
決め技:ライダートリプルパワー
脚本:鈴木生朗 監督:塚田正煕

冒頭、いきなりトリプルライダーが、牙で突かれてしまう場面で始まりました。が、これはキバ男爵が人形に突き刺している図です。妙にリアルな人形だ・・・と思ってしまいますが。

その人形を炎の中に投げ入れ、「スミロドーンよ…甦れ、100万年の眠りより目覚めて、我に力を貸せ・・・」と祈っていると、炎が女性の姿に変りました。首領は、女で相手が出来るのか?と懸念しますが、スミロドーンはその正体である、猛獣の祖先「原始タイガー」に変身しました。

場面はライダー隊本部に切り替わり、帰ってきた本郷猛が、新しいライダー隊員達にライダー隊のヘルメットを被せています。おやっさんも懐かしがって話しをしていると、猛はキバ男爵を追って帰ってきた事を語ります。

そんな折、姉小路と名乗る女性が、先日風見志郎にお世話になったお礼として、菓子折りのような贈り物を持って来ました。シゲル君は「きっと、ケーキだよ!」と目を輝かせて包みを開けようとしますが、猛は万が一を考え、これを制し自ら開けると、中から出てきたのは人形でした。ドーブー教の呪いの人形である事に気付いたのもつかの間、人形に塗られていた猛毒の為に苦しんでしまいます。

すぐさま、志郎と連絡を取り、猛は中央病院に運ばれました。しかし、この病院も既にデストロンの手が回っており、おやっさんと純子さんは、別室に閉じ込められ、意識を失った猛もアジトへ連れ去られてしまいました。

志郎も病院へ急行しますが、牙バイク(でいいのかな?)で待ち構えていたスミロドーンの攻撃を受けます。まずはバイクアクション、ロケット弾の攻撃と、実に派手なシーンが続き、志郎が崖下に吹っ飛ばされたように見えたスミロドーンは、「風見志郎、口ほどにも無い奴!」と自慢下に呟きますが、「そうかな?はははははは・・・」の声と共に、颯爽とV3の登場です。スミロドーンも原始タイガーに変身して、V3との第一回戦が始まりました。
が、原始タイガーはかなりの強敵で、彼(彼女か)が吐いた炎によって、V3は爆発と共に姿を消しました。

一方、志郎と純子さんの通信を傍受していた一文字隼人が、病院に駆け付けて来ました。事の成り行きをおやっさん達から聞いている最中、妙な手紙がドアの隙間から差し込められ、隼人が開けてみると中からは異様な煙が吹き出しました。慌てて外に出ると、スミロドーンが牙バイクで走り去って行き、隼人はバイクで追いかけます。隼人はライダー2号に変身するのですがこの時のSEは、V3のものです。後でちゃんとした、2号のSEを使っているのに、何でこの時だけ・・・

しかし、新サイクロン対牙バイクのアクションは圧巻です。これぞ、仮面ライダーだ!って思いました。ぶつかり合って、マシンから落ちた二人は地上戦(でいいんだよなぁ)を行いますが、やはり原始タイガーの方に分があるようで、2号もV3同様、炎の攻撃により爆発と共に姿を消してしまいました。

さて、後半です。
デストロンのアジトでは、本郷、風見の両名が捕らえられています。キバ男爵は「…いずれ正気に返るのを待って、苦しめるだけ苦しめてから殺してやる」と言い放った後、部屋を出て行きます。暗くなった部屋では、まず志郎がベルトを引き千切り、続いて猛も起き上がります。お互い、アジトを突きとめ、叩き潰すつもりだったようです。早速、肯きあった後、変身しようとポーズをとるのですが、どうやらこの部屋には変身を妨害するシステムがあるらしく、変身は出来ませんでした。
必死に脱出する方法を探る二人ですが、やはり抜け道はみつからない。そんな折、姿を消していた隼人の姿が写り、焦る志郎に猛は「まあ待て、待つんだ」「待つって、一体何を!」の志郎の問い掛けに、「はっは、俺達のもう一人の兄弟さ」と言います。

祭壇の前では、キバ男爵とスミロドーンが得意げに話してますが、それに水を差すかのように「愚かな魔女め、一文字隼人につけられたのを気付かんのか?」と首領に言われてしまいます。

侵入者の報告を受け、慌てて部屋に戻ってみると、本郷猛、一文字隼人、風見志郎の三人が待ち構えていました。各々、戦闘員達との戦いの後、スミロドーンを追いつめていると、キバ男爵は原始タイガーに変身して戦えと命じます。そして、キバ男爵に向かっての三人の台詞が実にカッコイイ!

猛「キバ男爵!どんな手を使っても正義は必ず勝つ!」
隼人「世界に悪の栄えた試しは無いのだ!」
志郎「我々がいる限り、デストロンの世界征服は不可能だ!」

またしても原始タイガーの炎に苦しめられる三人ですが、猛の「変身だ!」の掛け声の下、トリプルライダーの変身シーンは、V3中の全編通してみても最高傑作!・・・だと思っております。

しかし、なかなか原始タイガーもしぶとく、得意の炎攻撃を繰り返し、トリプルライダーを幾度となく後退させてはいますが、最後は、V3が原始タイガーを押さえつけている間に、1号、2号はサイクロンに飛び移り、V3もその真ん中に立って、「ライダートリプルパワー」という体当たり技で、原始タイガーを倒しました。

原始タイガーが倒れると、キバ男爵は「我がドーブー教の祭壇もこれまで・・・ドーブー!」と叫び、アジトもろとも爆発してしまいました。

最後に、中江真司氏のエンディングナレーションが印象的でしたので、引用してみたいと思います。

「三人ライダーの活躍は、遂に恐るべき、キバ男爵の祭壇を破壊する事に成功した。だが、キバ男爵の行方は?デストロンある限り、この三人に休日は無いのだ!」

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