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第33話「V3危うし!帰ってきたライダー1号、2号 !!」

放映日:1973.09.29
登場怪人:ユキオオカミ
決め技:V3きりもみチョップ
脚本:鈴木生朗 監督:塚田正煕

さあ、ついに、1号と2号が帰って来ます。3人ライダーの完璧な共演です。
第1話と第2話での3人ライダー共演後は、第14話「ダブルライダー秘密のかたみ」でダブルライダーの生存が確認されたものの、本郷猛と一文字隼人はほとんど声の出演のみ。そして、劇場版では、3人ライダーの共演は果されたものの、本郷猛と一文字隼人は登場せずじまい(声の出演はしてましたが)。放送当時の私は、勿論それなりに楽しみはしたものの、今一つ不完全燃焼でした。
しかし、放送開始以来7ヶ月以上経った昭和48(1973)年9月28日に、3人ライダーの完璧な共演(トリプル変身を含む)が実現されたのです。私にとっては、昭和47(1972)年の元日以来の興奮でした。昭和47年の元日とは、勿論、桜島でのダブルライダー編の放送日(「死斗!怪人スノーマン対二人のライダー」)です。

サブタイトルの後、いきなり、巨大な満月を背景に崖の上で吠える狼の絵がドーンと出ます。いつもとちょっと違う始まり方に、妙な興奮を覚えたものです。デストロンのアジトで、キバ男爵が「ブリザード、ブリザード」と呪文らしきものを唱えると、アジト中に雪が舞い、ユキオオカミが登場します。

場面は変って、光化学スモッグを人工的に製造することに成功した寒川博士の別荘。寒川博士は、論文作成を一休みし、娘の弓子とティータイムを楽しんでいます。純子さんから電話があり、明日遊びに来るとのこと。弓子さんと純子さんは友達のようです。
そこへ、不気味な太鼓の音が響いてきました。そして、ユキオオカミが吹雪と共に現われ、寒川博士親子は誘拐されてしまいました。

アジトに拉致された寒川博士親子。キバ男爵は博士に協力を求めます。しかし、博士はこれを拒否。すると、キバ男爵は、弓子の血に呪いをかけ、彼女が命令に逆らうと狼人間の姿に変るようにしてしまいました。

翌日、風見、おやっさん、純子さんとシゲル君の4人が、約束どおり博士の別荘に尋ねてきました。彼らに出す珈琲の用意をしている弓子は、睡眠薬をカップに入れようとしますが、躊躇います。しかし、躊躇うと同時に、彼女の手の甲には毛が生え、耳は尖り、狼の姿へ。激しく怯える彼女は仕方なく、睡眠薬をカップに入れてしまいました。

さて、珈琲を飲んだライダー隊の面々は次々と眠っていきます。ついに、風見までが…と思いきや、やはりというか、風見には睡眠薬は効きません。「どういうわけなんだ?!」と博士達に問いつめる風見。
すると、部屋は暗転。ユキオオカミが戦闘員達と共に乱入してきました。風見は表に出て戦います。場所は、変った石塔のある墓地(寒川博士の別荘って墓地の敷地内にあったのでしょうか)。
風見はV3に変身し、ユキオオカミに応戦。
しかし、ひとしきり戦うとユキオオカミは、忽然と姿を消してしまいました。元の姿に戻り、怪訝そうに辺りを見回す風見。そこに、突然、局所的な吹雪が!
風見は、一瞬にして凍ってしまいました。そこに、ユキオオカミが現われ、自らの秘密武器ウルトラブリザードの威力にご満悦です。…と、ここでCM。

CMがあけると、白い煙に巻かれて苦しむ戦闘員の姿。なにやら、キバ男爵が捕らえたおやっさん達の前で実験をしています。その白い煙は光化学スモッグのようです。そこに特殊な光線を当てると、一瞬にして燃えてしまう戦闘員。「殺人光化学スモッグ」を、脅迫して寒川博士に作らせたのです。
そして、おやっさん達はガラス張りの牢へ。おやっさんは「今にきっと志郎が来る」と皆を励まします。
しかし、それを聞いたキバ男爵は「残念ながら、そういう筋書きにはなっていないようだな」と不気味に笑うや、正面の壁を開きます。そこには凍らされた風見が閉じこめられていました。落胆するおやっさん達。すると、牢の前を寒川博士の娘、弓子が通りかかります。ここから出すようにとの、純子さん達の説得により、彼女は牢を開けようとします。しかし、途端に狼人間の姿に。彼女は、牢を開けることができません。

そして、「ゥンドローミス、エレガミヨ」と不気味な呪文を唱えつつ、キバ男爵は、ついにおやっさん達を抹殺しようします。
殺人光化学スモッグのスイッチにユキオオカミの手が掛かると、「フハハハッ」と、あの声が!暗闇の中から、岩を崩して本郷猛が登場!
オーストラリアから帰って来たのです。乱入する本郷。
BGMは「レッツゴー!!ライダーキック」のメロオケ。本郷は戦闘員から奪った槍で、牢のガラスを破ります(例のペトンガラスじゃなかったのか)。

牢から出たおやっさん達に襲いかかるユキオオカミ。そこに、一文字隼人が登場!
彼は、アメリカから帰って来たのです。一文字は風見を救出。

キバ男爵に苦戦する本郷の、「一文字、変身だ!」の声を合図に、まず、一文字が「へんしん!!」。2号ライダーがキバ男爵を押さえつけ、続いて本郷が「ライダーへんしんっ!!」うーむ、ダブル変身、良いですなぁ。ダブルライダーとキバ男爵の戦いです。

一方、外ではユキオオカミに苦戦する風見。
そして「おのれ~」に続いて「へんしんブイスリィー!!」。ユキオオカミと戦うV3。
アジト内でキバ男爵と戦う2号。戦闘員をなぎ倒しつつ、おやっさん達をアジトから脱出させる1号。3人ライダーの大活躍です。
BGMは「仮面ライダー讃歌」のメロオケ。くぅ~、最高です!!

ユキオオカミのウルトラブリザードに苦戦するV3に、2号ライダーが加勢。
しかし、それでも手強いユキオオカミ。さらに1号ライダーが参戦。ライダー返しを決める1号。しかし、ユキオオカミは平気です。
とはいえ、さすがの強敵ユキオオカミも3人ライダーを前にしてはタコ殴り(殴られ?)状態。ダブルライダーがユキオオカミを空中高く放り投げると、止めのV3きりもみチョップが炸裂。さしものユキオオカミも爆死。

崖に上に立つ3人ライダー。
実にかっこいい図です。「キバ男爵は恐るべき魔法使いだ」「これくらいで引っ込む奴ではない」と1号・2号。そのとおり。アジトでは、「怒れ!怒るのだ!キバ男爵!!」と首領に発破をかけられ、キバ男爵は3人ライダー打倒に闘志を燃やします。
ユキオオカミは倒され、弓子は元の身体に戻ったものの、デストロンのさらなる暗躍を暗示させるBGMをバックに、3人ライダーの戦いは次回へと続くのです。

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