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第4話「V3の26の秘密 !?」

放映日:1973.03.10
登場怪人:テレビバエ、イカファイア
決め技:ライダー遠心キック
脚本:伊上勝 監督:奥中惇夫

イカファイアとの死闘に敗れた仮面ライダーV3=風見志郎は、棺桶に閉じ込められ、3000度の炎に包まれもがいています。「ライダー1号、2号が全精力を注いで俺を改造した。ある筈だ、俺にも隠された力が」と思ったその時・・・3000度の高熱が棺の中に風を巻起こし、その風がダブルタイフーンを回しました。
イカファイアは「もう完全に灰になった頃だ。調べろ!」と、焼き場(?)の扉を開けさせます。中からは、ブスブスと燃え残った灰だけが出てきて、それを見たイカファイアは、「デストロンの勝利だぁっ!」と雄叫びを上げるも束の間、「ハッハハハハ…」と笑い声が聞こえます。慌てて外に出てみると、地上数十メートルの煙突の上には、V3の勇姿がありました!
いやしかし、いくら仕事とは言え、V3の役者さんも大変であります。私は高所は平気ですが、足場が少ない所は駄目です!ましてや、そこからジャンプするなんて(振りだけかもしれませんが?)、考えただけでも、身が竦んでしまいます。

煙突から降りて来たV3は、イカファイアや戦闘員達と戦います。イカファイアも得意の火炎放射の炎をV3に向けるのですが、V3はこれをかわします。そうこうしている内に、戦闘員多数が飛来してV3にやられまくります。そのどさくさに紛れ、イカファイアは戦線を離脱しました。ホッパーを打ち上げて探してみましたが、もはや完全に視界から外れてしまいました。

場面は変わって、海沿いの道路を、まるで夢遊病者の如く、フラフラとおやっさんが歩いています。走って来た車の前に立ちはだかったおやっさんは「あの…すいませんがな。あ…此処どの辺なんでしょうか?」と、運転手に尋ねます。どうやら、テレビバエの催眠光線を浴びて、記憶が失われているようです。

車の助手席に乗っていた男の子は、少年ライダー隊の隊員だったようで、おやっさんを見るなり「会長!立花会長!」と話し掛けますが、おやっさんは少年ライダー隊の事すら記憶にありません。おやっさんが汗を拭う為にポケットからハンカチを出すと、伊東温泉の「かめやホテル」のマッチが出てきました。

一行は、かめやホテルに来ました。かめやホテルのフロントから、702号室に泊まっていたと聞かされたおやさんは、702号室に入って行きます。暫らくすると、室内のテレビが怪しく光り「殺せ…立花藤兵衛。この風見志郎を殺せ。風見志郎を…殺せぇ!」と、再びテレビバエの暗示に掛けられてしまいます。

ライダー隊本部でおやっさんの居場所を聞いた純子さんは、伊東に向かう事を決意し、出掛けようとしたその時、怪しげな人影を見つけます。それは弟の「シゲル」君でした。それにしても、実の弟に対して「シゲルくぅん!」は無いだろう、と思うんですけどね。ひょっとして、異母姉弟だったりして、考え過ぎか?(笑)

姉の秘密を知ってしまったシゲル君は、「うーん、黙っていてもいいけどさぁ…やっぱりぃ、なんかいい事無くっちゃぁ!」と、交換条件を要求します。しかたなく純子さんは、少年ライダー隊の隊員に推薦する事を約束します。早速、通信係りを任されたシゲル君は、通信機をいじっているうちに、止まらなくなってしまったので、「姉さんに叱られる。ライダー隊はクビか…」と、しょんぼりしているところに志郎が帰って来ました。

一方、かめやホテルに着いた純子さんは、おやっさんの泊まっている部屋をフロントに尋ねると、フロントマンは「602号室でございます」と答えました。あ、あれ?おやっさんが入って行ったのは、確か702号室だったのになぁ。

部屋に入った純子さんは、テレビバエ他、デストロン御一行様に襲われます。そうです。もはやこのホテルは、デストロンが完全に支配しているのでした。前回は病院、そして今回はホテルにと、洗脳計画の前線基地が置かれるのですが、いつ人がやって来るか分からないホテルよりも、まだ病院の方が確実性は高いと思うのですが・・・デストロンも気が長いですなぁ(笑)純子さんもテレビバエの催眠光線を浴びてしまうのですが、V3が妨害電波を流していたので、事無きを得ました。(Aパート終了)

さて後半です。
港の桟橋で、おやっさんがまだホテルに居ると聞いた志郎は、純子さんの心配する言葉に対して「純子さんのおかげでその秘密が解かった。大丈夫だよ」と、第2話に比べて、随分優しい志郎になっていますねぇ。

ホテルに潜入した志郎は、監視班の戦闘員を倒し、通信機を奪ってライダーV3を発見したと、偽の情報を伝えます。そして、倒した戦闘員のマスクを剥がし、戦闘員に変装します。この時、初めてデストロンの戦闘員の素顔が拝めるのですが、マスクを剥がされても、しっかり顔にはペインティングが施されているあたりは、芸が細かいですね。

おやっさんが閉じ込められている部屋(今度は504号室に入った志郎は、おやっさんを揺さ振り起こします。おやっさんは「風見志郎」と言うキーワードで、先程テレビバエに掛けられていた「風見志郎を殺せ」と言う暗示を思い出し、志郎を襲います。おやっさんを振り払った志郎に、今度はイカファイアの触手が伸び、取り押さえられしまい、再度テレビバエの催眠光線を浴びて、眠らされてしまいます。

アジトの手術台に乗せられた志郎は、肉体組織を調べられる直前に目を覚まし、30分だけ自己催眠を掛けていたと明かします。志郎は、自分を拘束していた鎖を引き千切り、V3に変身しました。テレビバエも、性懲りも無く催眠光線をV3に浴びせるのですが、もはや、V3には通用しません。
が、しかし、まだ奥の手が有ったようで、殺人電波を出してV3の眼をくらまします。アジトの外へ出ると、今度はイカファイアが火炎放射で迫って来ました。しかし、イカファイアは一旦、姿を消してしまいます。「ここで逃がせば、何時またチャンスが…」と、V3はハリケーンを疾走させます。この時に、V3の額の「Oシグナル」が点灯すると、敵の怪人が近くに居る事の合図になるのです。(V3の26の秘密のひとつ)

程なく登場する2怪人&戦闘員達。アクロバットのような戦闘員の攻撃に怯みもせずに立ち向かうV3が、BGMとマッチして実に良いです。戦闘員を全て倒したと思ったら、湖上のボートには、ナイフを純子さんに向けるおやっさんの姿が・・・こうなってしまっては、V3も一切抵抗出来ません。「好きにしろ!」と、怪人達にその身を委ねるV3。無抵抗のV3に容赦無く襲い掛かる、テレビバエ&イカファイアですが、一瞬、二人が向き合った時に隙が出来ました。「今だ!」とV3は「ライダー遠心キック」(V3の26の秘密のひとつ)を2怪人に炸裂させました。V3は「しまった!失敗か?」と不安になりましたが、数秒後、二人は重なり合うように倒れ、爆発しました。2怪人が揃ってV3に対峙する、記念すべき「仲良しこよし」第1号の二人にとっては、この倒され方は本望でしょう。

爆発の後、おやっさんは正気を取り戻し、持っていたナイフを慌てて捨てると、「よかった!」と純子さんは、おやっさんに抱き着きます。
いやぁ、実に羨ましい。
おやっさんと純子さんの湖上のツーショットを険しい眼で見送って(きっと、おやっさんに嫉妬の炎を、メラメラと燃やしているのでしょう)、志郎はその場をバイクで去って行きました。

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