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「ザ・ウィナー」discomate EP:DSP-205 80.08.05
ザ・ウィナー (The Winner Takes It All) B.Andersson, B.Ulvaeus
エレーヌ (Elaine) B.Andersson, B.Ulvaeus
※7枚目のオリジナル・アルバム『Super Trouper』からの最初のシングル曲であり、1979年の夏、デモの段階では「The Story of My Life」というタイトルだった。
前年の1979年にアイネッタとビョルンは離婚しているが、ビョルンはこの曲が離婚についてのものではないと否定しており、「曲の基盤は離婚の経験ですが、フィクションです。実際、私たちの場合には勝者も敗者もいませんでした。多くの人々がこれを現実の出来事だと考えていますが、そうではない」と語っている。しかし、ビョルンは別れの痛みが曲のインスピレーションになったと認め、「アグネタも私も離婚では勝者ではありませんでした」と言っている。
アメリカの作家で評論家Chuck Klostermanは、「The Winner Takes It All」は、「自分の心を容赦なく打ち砕いた相手と話す際に感じる、自己の罪悪感を探求する唯一のポップソングです。」と述べている。
2枚組CDコンピレーション「The Definitive Collection」のブックレットには、「The Winner Takes It All」がビョルン自身が歌詞に自分とアイネッタの前年の悲しい離婚の経験を反映させた曲であると記されている。
そこには、
Agnetha’s best vocal performance ever,’The Winner Takes It All’ is the song where Björn admits that the sad experience of his and Agnetha’s divorce the previous year left its mark on the lyrics.
と書かれている。
意訳すると「アグネッタがこれまでの中で最高のヴォーカルパフォーマンスを披露したといえる「The Winner Takes It All」は、ビョルンが歌詞に自分とアグネッタの前年の離婚の悲しい経験が反映されていると認めた曲です。」と読める。
オリコン最高位33位。
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