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「サマー・ナイト・シティー」discomate EP:DSP-122 78.10.05
サマー・ナイト・シティー (Summer Night City) B.Andersson, B.Ulvaeus
メドレー:ビック・ア・ヘイル・オブ・コトン/オン・トップ・オブ・オールド・スモーキー/ミッドナイト・スペシャル (Medley: Pick a Bale of Cotton – On Top of Smokey – Midnight Special) Trad
アメリカではオールディーズ・レコードのオークションにヘップ・スターズ、ビヨルン&ベニー。アグネッサなどのABBA誕生以前に録音、発表されたスウェーデン盤のシングルが目玉商品としてリストアップされるといったとこまでABBA人気は波及している。
イギリスの音楽新聞、ニュー・ミュージカル・エクスプレス紙の8月26日号アルバム・チャートではフリートウッド・マック、エレクトリック・ライト・オーケストラに次いでABBAの「ABBA The Album」が計31週ランクされ、グループに寄せられる人気の根強さ、安定性といったものも加味してきている。
そしてここに届けられたファン待望のニュー・シングルは、またまたABBAの新しい魅力を伝えてくれる。インフォーメーションによればA面は今年末に発売が予定されているニュー・アルバムからの新曲オリジナル、B面のメドレー作品はシングルのみの発売ということになっている。A面の新曲『Summer Night City」は暗いイメージの甘ずっぱいポップス。今までのスカッとしたABBAのイメージから落ち着いた大人っぽいムードを前面に押し出した作品となっている。
B面は『Pick A Bale Of Cotton~ On Top Of Old Smoky~Midnight Special」といったABBAにしては珍らしい他人の作品のメドレー。全てトラッド作品、「On Top Of Old Smoky」はピート・シーガーによって新たに歌詞が付けられ編曲され、1951年にウィーバース、ゴードン・ジェンキンスの作品でベスト・セラーを記録したアメリカ南部山岳地帯の古いフォーク・ソングが原曲。「Midnight Special」は1965年、ジョニー・リヴァースによって詞がアダプトされ、ジョニー自身の歌でベスト・セラーとなったアメリカの古いフォーク・ソング。
ABBAは呼吸のあった美しいハーモニーでゆるやかに、スピーディーにこのトラッド・メドレーを見事に歌いわける。
オリコン最高位24位。
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