矢野良子(やのりょうこ)ディスコグラフィ

矢野良子(やのりょうこ)ディスコグラフィ

1960年1月9日生まれ(59歳)、京都府出身。「スター誕生!」第32回決戦大会合格。同番組からのデビューは66組目。

決戦大会で杏里の「オリビアを聴きながら」を歌い見事合格。1981年3月21日RVCより「ちょっと好奇心」でデビューした矢野良子。キャッチフレーズは「81年もっともニートな女の子」。女の子というよりもきれいなお姉さん風というか、そのプロポーションの良さからフォトジェニックな容姿が魅力のひとつでもありました。

京都府出身、呉服問屋のOLを経てアイドルとしてデビューした変わった経歴の持ち主。80年代といえば言わずと知れたアイドル黄金時代でしたが彼女は当時すでに21歳。アイドルとしてデビューするにはやや遅いか、といった印象が拭えない年齢。しかし当時の彼女のスタッフはその時代に逆行させることなく彼女にミニスカートを履かせてのアイドルデビューを企てたのでした。
そのデビュー曲「ちょっと好奇心」は阿久 悠作詞、中村泰士作曲によるアイドルポップスで曲間に電話の効果音と共にちょっと意味深なセリフが入るという、ある意味難解なアプローチ付きのシロモノ。こちらはTVの露出なども手伝ってオリコン最高111位を記録。しかもかなりの長い期間200位以内にチャートインするなどまずまずの健闘。

続く第2弾はデビュー曲と同コンビによる「はらはらサマータイム」(81,6,21)。開放的で清々しい夏をイメージさせる当時の彼女のイメージにピッタリとハマッた佳曲。前半のマイナー調からサビへ向かって一気にメジャーへと転調する疾走感がウリ。こちらはオリコン最高180位を記録。合計3週間のチャートイン。

この2曲を200位以内に送り込んだことが81年度の賞レースで彼女にささやかな幸運をもたらすのでありました。
81年度は言わずと知れた女性新人の大不作年。(注:沢田富美子のレビュー参照)この年度にデビューした殆どの女性新人はデビュー曲を101位~200位間に食い込ませることで精一杯。第2弾は全くの鳴かず飛ばずの状況の中、このレビューの主人公である矢野良子とごくわずか数人のみが第2弾をチャートインさせるというこの年度における偉業(!?)を成し遂げたのでありました。そんな成績が反映したのか続く第3弾「ダウンタウンでつかまえて」(デビュー曲と同作家陣・81,9,21・オリコンチャートインせず)では横浜音楽祭に於いて並み居る強豪男性アイドル陣を押さえて優秀新人賞の7人枠に食い込むなど女性アイドルの筆頭株として気を吐いておりました。

年が明けて82年2月21日、シングル第4弾「リリカルなさよなら」を発売。こちらは当時ノリにノッていた松宮恭子を作家陣として起用した佳曲。これまでに発売した曲とは一線を引くような、どちらかといえばニューミュージック寄りの作品で軽いボサノヴァのリズムとタイトルにもあるリリカルという言葉を使ったサビのメロが印象的。彼女自身も相当この曲が気に入っていたようで1年以上にも渡る演歌並みのプロモーションを展開。

活動の拠点をライブハウスに移すなど今ひとつブレイクしきれなかったアイドルからの脱皮を図っておりました。しかーし、その精力的な活動とは裏腹な結果が彼女を待ち受けていたのでありました。(オリコンチャートインせず)
当時の雑誌記事によればアルバムの発売やTVドラマへの出演予定などもありとのことでしたがTVドラマはおろかレコーディングも進行していたと噂されるそのアルバムさえも発売されることなくオクラ入りに。彼女の歌手としての活動は終焉していくのでした。どこかにその音源、まだ残っているのでしょうか?

その後、数ヶ月を経て新事務所へ移籍。芸名も矢野良子→矢野涼子へと改名。一時TVの深夜番組で山本晋也監督と共にレポーターなどもやっておりましたが、この活動は新しい展開へとつながることなくあえなく引退。

BMGファンハウスより発売されたオムニバスCD「おしえてアイドル80sコレクション・飛んで火にいる恋の虫」に収録された「朝の口紅」(「ダウンタウンでつかまえて」B面)が人気とか。当時からファンの間では人気のあった曲だけに、こちらをシングル第3弾として持ってきていたら何かしらの違った展開があったかも? うーん残念!![© AKIRA]

シングル

  • 「ちょっと好奇心」RVC EP:RHS-23 81.03.21

    ちょっと好奇心 阿久悠/中村泰士/戸塚修

    STAY 阿久悠/中村泰士/戸塚修

  • 「はらはらサマータイム」RVC EP:RHS-35 81..

    はらはらサマータイム 阿久悠/中村泰士/後藤次利

    突然ですが 阿久悠/中村泰士/後藤次利

  • 「ダウンタウンでつかまえて」RVC EP:RHS-43 81..

    ダウンタウンでつかまえて 阿久悠/中村泰士/松井忠重

    朝の口紅 阿久悠/中村泰士/後藤次利

  • 「リリカルなさよなら」RVC EP:RHS-55 82..

    リリカルなさよなら 松宮恭子/松宮恭子/萩田光雄

    モノクローム 松井五郎/松宮恭子/戸塚修

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