谷山浩子『サーカス』

谷山浩子『サーカス』
発売日 1982.10.05
作詞 谷山浩子
作曲 谷山浩子
編曲 平野孝幸

NM系シンガー第4弾は作家として大ヒットを持つ谷山浩子のシングルをご紹介します。一番に思い浮かぶのは「カントリーガール」なんですけど、一応ひっちゃんファンとしては何気にセルフカバーしている「サーカス」を取り上げたいと思います(オリコン最高位83位、売上1.3万枚)

オリジナルは石川ひとみ「ひとりぼっちのサーカス」でS54(1979)年4月にリリースされていますがオリコン最高位85位、売上1.0万枚でした。

作詞・作曲は谷山浩子本人。アイドルで詞・曲とも提供した楽曲となると高田みづえ「子守唄を聞かせて」、小林千絵「水色のカチューシャ」、野咲たみこ「うさぎ」なんかがあります。
何故かセルフカバーすると歌詞がちょこっと変わる谷山さん。描く世界はオリジナルと大差無いですが、ひっちゃんの方が怨念こもっている感じです。ごめんねと言って誰かの別の女性の元に帰って行く男に未練を残し、寂しさ紛らわせるのに真夜中人形相手にサーカスごっことは、大体アイドルがリリースする事自体かなり冒険的な内容です(失敗でしたけど)

メロディーはフォーク色が濃いです。救いが無いくらいのドマイナー。ミディアムテンポで16分音符で時々あおります。確かにサビは同じ動機の繰り返しでキャッチーだけどうなされそうなメロ。そこがたまらなく好きですけどね。気持ちrit—する最後のリフレインの終り方がオリジナルとは違っています。

アレンジも雰囲気は一緒ですが大村雅朗の方が派手ですね。谷山バージョンの方が薄味。定番のアコースティックギターのスリーフィンガーは健在。そしてピアノがかなりフューチャーされています。このアレンジャーの名前は見た事ありますが、女性アイドルではちょっと曲が浮かびません。

ボーカルはイルカ同様ぱっと聴きは幼い感じがします。が、妙に鼻に掛かる感じとか、平べったく乾いた感じとか、所々ひび割れる感じとか、不気味な色気というか、何も知らない振りして実は何でも知っていそうな迫力があります。

ご存知YAMAHA出身の彼女ですが、自分の曲より他人の楽曲でその才能を開花させました。早くからキャニオンアイドルに詞・曲を提供したり、シングルにならずともアルバム曲もかなり書いています。
一番最初に楽曲提供したアイドルは誰でしょうか?木之内みどりの「イマージュ」(作詞:松本隆)辺りか?オールナイトニッポンは聞いていませんでしたがお喋りも楽しそうで、未だ根強い人気に支えられているようです。(『THE BEST』谷山浩子)

 heaven and earth

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