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田中久美『スリリング』

田中久美
発売日 1984.03.03
作詞 三浦徳子
作曲 小田裕一郎
編曲 入江純

一部で(?)かなりの話題となり僕も入手した「ホリプロ・タレント・スカウトキャラバン25thメモリアル」。今回はこの中から1曲ご紹介します。田中久美のデビュー曲『スリリング』です(オリコン最高位69位、売上1.8万枚)。オリコン上では一番のセールス曲です。

作詞は三浦徳子。恋に落ちた瞬間の“スリリング”を描いてます。大した内容じゃないですけど。サビあたりは言葉数が少ないせいかちょっとお手軽なので、もう少しエグくても良かったかなと。で、ブックレットだと“Fantagic”って出てくるんですけど、これって“fantastic”と“fantasy”の造語?。ただ間違ったのをそのままにしたのかしらん?。ちょっと気になるところです。

作曲は小田裕一郎。聖子以降いろんなデビュー曲を手掛けてます。が、どれも割と平凡な曲が多いです。マイナーで始まるAメロ。基本は8ビートですが、16分音符で仕掛ける所なんか良いですね。サビを予感させ高音へ展開するBメロ。結構高低変化に富んでいてワクワクさせます。で、ぐわっとメジャーへ転調するサビ。気持ちはわかるけど、マイナー好きな僕はそのまま押し通してグルーブを出して欲しかったです。ま、全体的にアレンジにブレークに仕掛けを持たせるメロはgoodです。

アレンジは入江純。翌年にはこのトリオで「メローシーズン」なる曲を手掛けてますが、そっちより全然良い仕事してます。中森明菜の「禁区」を意識したかのような(いや、してます)打込みテクノ系。デジPOPとは違うピコピコ感がイケてます。上品にかぶさるストリングスや洒落たコーラスワーク、リズム隊の音色やおかずの数々、やはりデビュー曲はこれぐらい派手でPOPでないとね。

ボーカルは世間が言う程僕にはそんなにビビっと来ないんですけど。そんなに上手いか?。何処と無く覇気がなさげというか、口が開き切ってない感じと言うか。デビュー曲だから致し方ないのかな。歌い方には勢いは有るんですけどね。
ちょっと乾いた声質は意外に耳に残ります。同期では安田成美にハマった僕的には、ビジュアルもピンと来なくて興味無かったです。ユッコやオギノメちゃんに比べて根性座ってなさそうでしたし。確かに「スリリング」なデビューでした。(from『H.T.S.C.25th MEMORIAL』オムニバス)

 heaven and earth
 


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