70-80年代アイドル・芸能・サブカル考察サイト

高橋由美子『コートダジュールで逢いましょう』

高橋由美子『コートダジュールで逢いましょう』
発売日 1992.06.03
作詞 秋元康
作曲 亀井登志夫
編曲 大谷和夫

この4月からは気になる主題歌が無かったのでドラマはチェックしてなかったのですが、たまたま見た“ショムニ”に妙にハマってしまっています。その中にビタミン剤の厚化粧なCMで色物?している彼女が、予言者OL役で出演しているので高橋由美子の「コートダジュールで逢いましょう」をご紹介します(オリコン最高位19位、売上3.2万枚)

作詞は秋元康。高橋由美子にはこの頃のシングル「元気!元気!元気!」「いつか逢おうね」等を書いています。シンメトリックな歌詞が多い秋元ですが、16ノリのサビメロの言葉数が少ないせいかまともな出来です。
そして高橋由美子のシングルの中でも唯一背伸びした大人のストーリー性のある世界です。“許されないと知っていても”“罪な避暑地”など後の彼女のスキャンダルを先取りしたかのような不倫の匂いが漂っています。ところで僕は映画に詳しくないのですが、グレースケリーの映画でコートダジュールが舞台の映画は存在するのでしょうか?

作曲は亀井登志夫。彼女のシングルではこの曲だけです。他に速水陽子「い・か・が」、坂上とし恵「き・い・てMY LOVE」等を書いています。構成はサビ-A-B-サビで、日本人が発想するエスニックなメロディーです。テンポの割にはゆったりした譜割で所々コブシが入ります。何の変哲もないメロディーだと思うのですが、サビは一度聴いたらグルグル来ます。ただ全体的に音域が落ち着き過ぎか?

この曲の一番の出色は大谷和夫のアレンジです。彼も高橋由美子のシングルではこの曲だけです。他に「赤道直下型の夏」、「Oneway Generation」等を手掛けています。普通のポップスのアレンジしかしないと思っていたので感心しました。レゲエ風味のアレンジで、ベースラインとリズム隊がグルーヴを出しています。後ノリのギターや時々かぶさるシンセも上品です。

ボーカルは結構上手いと思いますが、やや優等生ボーカルで色気には欠きます。乾いた声質で独特のふてぶてしさがあり、同じのノリPと系統が似てなくもありません。ルックスはちょっとソフトなビッグアップル顔。でも2重アゴ系。肥満には御用心。

結局10万枚のセールスを超した「Good Love」「友達でいいから」「すき…でもすき」が本人出演ドラマ絡みということから見ても当時のアイドル商法の難しさを感じさせられます。一時期女性週刊誌で、略奪愛バッシングやチンピラ報道などナンノの上を行く嫌われ振りでしたが(叩かれる器はナンノが上だけど)、頑張ってもらいたいものです。(『SINGLE COLLECTION』高橋由美子)

 heaven and earth
 

情報提供・コメント

タイトルとURLをコピーしました